日本人を含むアジア人種の肥満頻度に比例しないメタボリックシンドロームの罹病率の高さ、内臓脂肪との兼ね合いが課題になっているだけに、以下の脂肪組織・アディポネクチン・インスリン感受性へのSGLT2iの効果は日本人T2D治療にとって頼もしい(別にSGLT2iクラス内比較してるわけじゃないから・・・他のSGLT2iでも同じかもしれないけど)
single-arm, single-center, open-label study という制限
体重および体脂肪量低下効果、ならびにそれに伴うインスリン抵抗性の改善効果確認
特に、CANAの投与による血中アディポネクチン濃度上昇ってのが印象深い
Effect of canagliflozin on the overall clinical state including insulin resistance in Japanese patients with Type 2 diabetes mellitus
Yoko Koike et al.
Diabetes Research and Clinical Practice
DOI: https://doi.org/10.1016/j.diabres.2019.01.029
2型糖尿病日本人患者:24週カナグリフロジン 100mg/日24週間投与
HbA1c、空腹時血糖、血中肝機能、血中アディポネクチン値有意低下
体重、内臓脂肪、皮下脂肪面積、脂肪量・除脂肪量、脂肪肝減少
血中アディポネクチン値変化量は有意に体脂肪・内臓脂肪面積変化に相関
グルコースクランプ検査:glucose infusion rate (GIR) 3.25 ± 1.53 → 4.11 ± 1.30 mg/kg/min (P < 0.05)
空腹時アディポネクチン変化量と内臓脂肪面積相関
Pearson’s correlation coefficient.
Pearson’s correlation coefficient.
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