2020年3月30日月曜日

慢性腎臓疾患掻痒症への経口Difelikefalin 第2相治験

末梢作動型κオピオイド受容体作動性ペプチド:Difelikefalin



透析皮膚瘙痒症に対する選択的κ受容体作動薬Difelikefalinの有効性と安全性を第Ⅲ相二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験(RCT)

A Phase 3 Trial of Difelikefalin in Hemodialysis Patients with Pruritus
List of authors.
Steven Fishbane, et al.
January 16, 2020
N Engl J Med 2020; 382:222-232
DOI: 10.1056/NEJMoa1912770





Efficacy and safety of oral difelikefalin in stage 3-5 chronic kidney disease patients with moderate-to-severe pruritus: a response analysis from a randomised, placebo-controlled, phase 2 trial
https://casehippo.com/apps/symposium/national-kidney-foundation-2020-spring-clinical-meetings/event/gallery/abstracts?abstractId=1622

序論
そう痒症は、慢性腎臓病(CKD)の非透析患者や血液透析患者に多く見られ、治療法が確立されていない負担の大きい疾患である。Difelikefalin(DFK)は、そう痒症の治療薬として開発されている新規の末梢制限型選択的κオピオイド受容体アゴニストである。

方法
本試験は、第2相、二重盲検、無作為化、プラセボ対照、用量漸増試験で、ステージ3~5のCKD患者269人を対象に、1日1回12週間、DFK経口投与(0.25、0.5、1.0mg)またはプラセボ投与に等しく無作為に割り付けた。主要評価項目は、12週目における1日1回のWorst Itching Intensity Numerical Rating Scale(WI-NRS)スコアの週平均値のベースラインからの変化であった。さらに、治療終了時に完全奏効を示した患者の割合(12週目に1日1回のNRSスコアが0または1となった場合の80%以上)を決定するための追加解析も行われました。

結果
ベースラインのWI-NRSスコアは、DFK(全用量)群で7.1(SD±1.2)、プラセボ群で7.0(SD±1.1)であった。主要評価項目は、DFK 1.0mg群とプラセボ群で達成された(-4.4 vs. -3.3、p=0.018)。治療効果は2週目に明らかになり、12週目まで維持された。DFK 1.0mg投与群では、PBO群と比較して12週目に完全奏効を達成した患者の割合が有意に高かった(37.0%対14.3%、p=0.006)。DFK投与群で最も多く報告された有害事象は、めまい、転倒、下痢、便秘、GERDの悪化であった。

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