2020年9月11日金曜日

気管支喘息:軽症・中等症までがSMART療法優位 (vs. as needed basis)

"only low- to medium-dose SMART was ranked as the first treatment option (first SUCRA quartile)"というのがプライマリアウトカム評価の結論


SMART and as-needed therapies in mild-to-severe asthma: a network meta-analysis

Paola Rogliani,  et al.

European Respiratory Journal 2020 56: 2000625; 

DOI: 10.1183/13993003.00625-2020

https://erj.ersjournals.com/content/56/3/2000625

これまでのところ,喘息におけるe single maintenance and reliever therapy (known as “SMART” or “MART”; for simplicity, SMART will be used hereafter) と,吸入コルチコステロイド(ICS)/長時間作用型β2アゴニスト(LABA)併用療法のみの必要に応じた治療(on an as-needed basis)の効果を比較したネットワークメタアナリシスは行われていない。


喘息におけるSMARTとas-needed治療の有効性と安全性について、システマティックレビューとネットワークメタ解析を行った。

喘息患者 32 096 例のデータは、6~12 ヵ月間の 21 研究から抽出した。

成人の軽度から中等度の喘息患者では、低用量のSMARTと必要最小限のICS/LABAの併用療法は、他の必要最小限の治療法よりも増悪リスクの軽減に有意 (relative effect <0.78; p<0.05) に効果があり、両者とも累積順位曲線分析(SUCRA)で第1四分位に到達した最初の治療選択肢としてランク付けされた。

人の中等度から重度の喘息患者においては、低用量から中用量のSMARTおよび高用量のICS/LABA+as-neededicated short-acting β2-agonistは重度の喘息増悪のリスクを減少させるのに等しく有効であった(p>0.05)が、低用量から中用量のSMARTのみが最初の治療選択肢としてランク付けされた(first SUCRA quartile)。

全体的に、これらの治療法は忍容性が高く、肺機能および疾患コントロールにも有効であった。本研究は、疾患の重症度に応じてそれぞれの具体的な治療法を最も効果的に位置づけることで、SMARTとas-need-need療法を喘息の適切な治療選択肢として支持するものである。

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全体的なネットワークメタアナリシスでは、LDからMDへのSMARTは重度の喘息増悪のリスクを低減する上でHD ICS/LABA + as-needSABAと同等の効果があり、一般的にSMARTは低用量のICS/LABA + as-needLABAまたはSABA、またはas-needbasisのみで使用されるICS/LABA、またはICS + as-needSABAのいずれかで喘息患者を治療するよりも有意に(P<0.05)効果的であったことが示されました。  


HD ICS/LABA+as-needSABAを低用量のICS/LABA+as-needLABAまたはSABA、またはas-needbasisのみで使用されるICS/LABA、またはICS+as-needSABAのいずれかと比較しても、有意差(P>0.05)は認められませんでした。さらに、ICS/LABAのみを必要に応じて投与するか、またはICS/LABA+必要に応じてLABAまたはSABAの低用量投与は、重篤な喘息増悪のリスクに対して同じ効果を示した(P>0.05)が、前者の治療のみがICS+必要に応じてSABAよりも有意に(P<0.05)効果的であった。  



調査したすべての治療法はAS-NEEDEDSABAよりも重度の喘息増悪リスクの低減に有意(P<0.05)に効果があり、95%CrIを用いた詳細なREを表1に示した。


. 調査した治療法全体の比較のフォレストプロットは図2Aに示されています。


SUCRAは、LDからMD SMARTをHD ICS/LABA + as-neededSABA療法とともに第一四分位に位置づけることで、全体的なネットワークメタアナリシスから得られた比較を確認しました(図3A)。



www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

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軽症に関して Novel START Study の検証も行って欲しい

https://kaigyoi.blogspot.com/2019/05/novel-start-study-as-needed.html



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