2020年12月23日水曜日

医療崩壊を防ぐ第一の方策:医療機関周囲の社会感染を防ぐこと!

Variation in US Hospital Mortality Rates for Patients Admitted With COVID-19 During the First 6 Months of the Pandemic

JAMA Intern Med. Published online December 22, 2020. 

doi:10.1001/jamainternmed.2020.8193 



現時点で、COVID-19における医療機関のパフォーマンス改善効果として最も現実的なのは周囲の感染を低く抑えること

米国の大規模な国民健康保険者のデータを用いて,COVID-19で入院した患者の病院レベルの死亡率の変動を推定し,死亡率がどのように変化したかを調べ,それらの死亡率とその変化に関連した病院レベルの特徴を特定した.

 COVID-19で入院した成人38,517人を対象としたこのコホート研究では、955の米国の病院で30日死亡率またはホスピスへの紹介率は、ベストとワーストの5分位で9.06%から15.65%まで異なっていた。パンデミックの初期の数ヵ月間には、398のサブセットの94%の病院で少なくとも25%の改善がみられ、病院レベルの転帰の改善の最も強い決定要因は、地域社会の感染率の低下であった。


感染率増加に比べ医療崩壊がすぐにやってくるという脆弱な日本にとって示唆的な報告



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