2021年2月5日金曜日

システマティック・レビュー&メタアナリシス:Covid-19における併存症と重症度 脳血管疾患・心疾患・慢性肺疾患・がん・・・糖尿病・高血圧

あらためてCovid-19の併存症と重症度の関連性 


The Association between Presence of Comorbidities and COVID-19 Severity: A Systematic Review and Meta-Analysis

Honardoost M, et al.

Cerebrovasc Dis 

DOI: 10.1159/000513288

https://www.karger.com/Article/Pdf/513288

https://www.karger.com/Article/FullText/513288

目的:いくつかの研究で、重度のCOVID-19と併存疾患との併存が報告されている。しかし、この関連性のすべての側面を系統的に評価したものはない。そこで、本メタアナリシスでは、COVID-19感染重症度におけるすべての併存疾患との関連を評価することを目的とした。

研究方法:科学的検索エンジンを用いて電子文献検索を行った。重複論文を除去し、関心のある論文を選択した後、28件の研究が組み入れられた。固定効果モデルを使用したが、不均一性が高い場合(I2が50%を超える場合)はランダム効果モデルを適用してデータを結合した。

結果:合計6,270人(重症患者1,615人、非重症患者4,655人)が評価された。年齢中央値は、重症群で63歳(95%信頼区間[CI]:49-74歳)、非重症群で47歳(95%CI:19-63歳)であった。さらに、患者の約41%が併存疾患を有していた。
重症度は、脳血管疾患の既往歴のある患者の方が高く、OR 4.85(95%CI:3.11-7.57)
心血管疾患(CVD)の既往歴がある患者では、重症度群であることのオッズが4.81(95%CI:3.43~6.74)増加した。
慢性肺疾患では4.19(95%CI:2.84~6.19)
がんでは3.18(95%CI:2.09~4.82)であった。

糖尿病と高血圧のオッズ比はそれぞれ2.61(95%CI:2.02~3.3)、2.37(95%CI:1.80~3.13)であった。





結論:併存疾患の存在は COVID-19 感染の重症度と関連している。最も強い関連が認められたのは脳血管疾患で、次いでCVD、慢性肺疾患、がん、糖尿病、高血圧であった。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。




上記情報はワクチン接種推奨にも有益な情報と思う


ところで、上記情報とはやや違うが、最近、なんだかなぁと思っている行政対応の問題


職域のための 新型コロナウイルス感染症対策ガイド

https://www.sanei.or.jp/images/contents/416/COVID-19guide1215koukai.pdf


理論的とは言えない、PCRによる‘陰性証明”の放置の問題:これは厚労省など国全体の行政の問題だとおもう。

それと、地方行政の問題



Q1 濃厚接触者の定義がどのように変わったのですか

主に以下の2点を変更しました。

  1. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)感染者と接触した日のはじまりを「発病した日」から「発病した日の2日前」に
  2. 濃厚接触と判断する目安を「2メートル以内の接触」から「1メートル以内かつ15分以上の接触」に

国立感染症研究所感染症疫学センター
2020年4月27日掲載



ある保健所判断が‘発症前14日まで濃厚接触”定義(あるいはそれと同等と拡大解釈)していることに困惑する、現実にこの過剰判断で生活行動制限を強いられた住民も多いだろう。あやまった行政判断による遺失利益も今回コロナ騒動での反省事項とすべきと思う。

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