気管支拡張でOscillating positive expiratory pressure device使ったことあるなぁ
Flutterだったっけ?
COPDへの利用にて咳嗽関連QOL、疲労関連QOL、一般的QOL改善
Oscillatory positive expiratory pressure therapy in COPD (O-COPD): a randomised controlled trial
Saeed M Alghamdi, et al.
https://thorax.bmj.com/content/early/2022/08/09/thorax-2022-219077
【背景】Oscillatory positive expiratory pressure (OPEP) は、痰の排出を促進し咳を軽減することを目的としているが、COPDにおける有効性や、患者選択の指針となるようなエビデンスは限られている。定期的に痰が出るCOPD患者において、OPEP療法が生活の質、咳および睡眠障害の客観的指標に与える影響を評価することを目的とした。
【方法】 毎日またはほとんどの日に痰が出るという安定した COPD 患者を登録し,Acapella装置の 3 ヵ月間の使用と通常ケア(能動的呼吸サイクルの使用を含む)を比較する評価者盲検並行群間無作為化比較試験に参加した.主要アウトカムは,レスター咳嗽質問票(LCQ)を用いて測定した咳嗽関連 QOL であった.副次的アウトカムには、疲労(Functional Assessment of Chronic Illness Therapy、FACITスコア)および一般的なQOL(EuroQol-5 Dimensions、EQ-5D)が含まれた。サブスタディ(45名)では、咳と睡眠中の障害・動きの客観的モニタリングも実施した。
【結果】 122名(61/61 OPEP/コントロール)が採用され、女性40%、喫煙者17%、FEV1 38(25-56)%予測、年齢62±10歳であった。103人が研究を完了した(55/48 OPEP/対照)。
OPEPの使用は対照群と比較してLCQの改善と関連;MD(95%CI)1.03(0.71~2.10);(p=0.03)、FACITスコア4.68(1.34~8.02);(p<0.001)およびEQ-5D 4.00(0.49~19.75);(p=0.04)。また、咳の回数も-60(-43~-95)回/24時間(p<0.001)と改善が見られたが、睡眠障害に対する統計的有意な効果は確認されなかった。
【結論 】Acapellaの定期的な使用は、毎日またはほとんどの日に痰が出るCOPD患者の症状とQOLを改善する。
Trial registration number ISRCTN44651852.
Acapella® Choice Blue PEP Therapy Device
0 件のコメント:
コメントを投稿