2012年7月11日水曜日

非栄養甘味料:AHA・ADA ステートメント ・・・ 上乗せして使っても効果無いよ!




当たり前だけど、カロリーゼロの飲料をとればやせると勘違いしている人がいる。実際、CMなどで、それを助長している。

 
ADA, AHA look at use of artificial sweeteners
http://www.smartbrief.com/news/fmi/storyDetails.jsp



アメリカ糖尿病学会(ADA :雑誌 Diabeteic Care) 、アメリカ心臓病学会(AHA :雑誌 Circulation )共同ステートメント

“リピトール後発品による皮疹”

“リピトール後発品による皮疹”と皮膚科専門施設より指摘

先発品に変更依頼を受ける


・・・・・・

こういう事例って、皮膚科では有名なのだろうか?


賦形剤の種類など不問のジェネリック・・・言われてみれば、そういうリスクはあり得ると思う

賦形剤原因なら、スタチンのみならず・・・ すべての薬剤でその可能性があることになる。
特に、市販後調査不充分な後発品では、そのリスクが表に出ないことが十分考えられる。


“後発品安全性危惧情報”をも公取委は独占禁止情報と呼ぶのだろうか?
後発医薬品:使用、医療機関に不安--公取委調査


医療機関への聞き取り調査では「先発品メーカーが後発品の不安をあおる説明をし た」「後発品の効能が低いというデータを見せられたが、根拠があいまいだった」など、不当な情報提供で後発品採用を妨害する行為が報告された。公取委は 「妨害行為は独占禁止法違反に当たる」と指摘している。毎日新聞 2006年9月28日 東京朝刊

ジェネリック製品にも市販後調査の義務づけと、医薬品安全情報提供の義務づけを!



たとえば、アクトス後発品に関して、膀胱癌リスクの情報、医療機関に行き渡っているだろうか?
e.g. 膀胱癌リスク:アクトス独特?

現時点での、一方的ジェネリック推進は、国民の安全性を軽視前提で存在するシステムである。

新型インフルエンザワクチン:ギラン・バレー症候群発症 100万件に2例

ケベックにおいて、2009インフルエンザA(H1N1)ワクチンは、軽度だが、有意にギラン・バレー症候群リスク増加と相関する。ただ、ベネフィットがリスクを凌駕するという報告。


反ワクチン団体及びゼロリスク絶対主義者は、ワクチンによるリスク軽減効果を無視しpainting、100万回に2例というギラン・バレー症候群発症を騒ぎ立てそうな予感。


Risk of Guillain-Barré Syndrome Following H1N1 Influenza Vaccination in Quebec
Philippe De Wals et. al.
JAMA. 2012;308(2):175-181. doi:10.1001/jama.2012.7342


狂騒的反ワクチン団体にとって燃料になりそう

2009年10月から2010年3立つまでの6ヶ月間フォローアップ住民ベースコホート

医師、主に神経専門医の医師判断GBS症例疑い、確認例をactiveサーベイランスと地域病院退院サマリーで確認


カルテレビューとBrighton Collaboration definition (categorized as level 1, 2, or 3, corresponding to criteria of decreasing certainty in diagnosis)による分類
参考:http://plaza.umin.ac.jp/~jschild/news/110826_2.html

ワクチン状態は地域ワクチン登録(440万ワクチン接種)とセンサスデータ(6歳以上総目標住民、780万人)、合計3623046人年観察


6ヶ月間、83名のGBSを同定(ブライトン分類1-3 71)

発症前8週間以内に2009インフルエンザA(H1N1)ワクチン接種 25名を同定
うち、4週以内が多く、19/25

Poissonモデルでは、年齢、性別補正相対リスクでは
ワクチン接種8週間以内 1.80 (95% CI, 1.12-2.87) 、4週以内 2.75 (95% CI, 1.63-4.62)


SCCS法(self-controlled case-series method)では4週内相対リスクは確認群全部(n=42)で 3.02 (95% CI, 1.64-5.56) 、ブライトンレベル1-3(n=36)では2.33 (95% CI, 1.19-4.57)

ワクチン寄与GBS例数は100万に対し2程度

これは50歳未満の超過リスクとしては適応にはならないレベルである。

日本では2000万人以上、インフルエンザワクチン接種がなされている。
ゼロリスク教の人たち(マスコミ内にも蔓延る)は、きっと、ワクチン接種禍が40名以上いると騒ぎ立てるだろう。ワクチンによるリスク軽減効果を無視した、一方的なデータ利用で・・・

だが、ギラン・バレーに関して言えば、5歳未満のワクチン接種に関するリスク・ベネフィットは議論がなされるべきレベルのようだ。


しばらく、議論がひきおこされそう...


頑盲な極端な主義主張論者に議論が振り回されないよう願うばかりだ・・・ 特に、無責任な反ワクチン運動に妄信してきたマスコミの罪は大きいわりに、反省全くなく気になる。

パンデミックA(H1N1)妊娠中アジュバントワクチン投与:先天異常・早期産・胎盤発達に影響与えず

デンマークのコホートでは、妊娠中、アジュバントインフルエンザA(H1N1)投与では、重要先天異常、早期出産、胎盤発育異常の増加は見られなかった。

Risk of Adverse Fetal Outcomes Following Administration of a Pandemic Influenza A(H1N1) Vaccine During Pregnancy
Björn Pasternak, et. al.
JAMA. 2012;308(2):165-174. doi:10.1001/jama.2012.6131







2012年7月10日火曜日

クランベリー含有製品は尿路感染予防的に働く

heterogeneity多く、まだ、確定的とは言えないのかもしれないが、クランベリー含有製品は尿路感染予防的に働く。

突然の話ではなく、以下の論文を当方も紹介してきた。
クランベリーの尿路感染予防効果 2004年 12月 09日

閉経後女性の反復性膀胱炎: クランベリー成分予防 vs 抗菌的予防  2011年 07月 26日



Cranberry-Containing Products for Prevention of Urinary Tract Infections in Susceptible PopulationsA Systematic Review and Meta-analysis of Randomized Controlled Trials
Chih-Hung Wang, et.al.
Arch Intern Med. 2012;172(13):988-996. doi:10.1001/archinternmed.2012.3004




1616名、13トライアル




クランベリー使用 vs 無使用比較で、random-effect pooled risk ration(RR)は 1つの外れ研究除外後、0.62 (95% CI, 0.49-0.80)、 heterogeneity中等度 (I2 = 43%) 

サブグループ解析で、クランベリー含有製品は、いくつかのサブグループでより有効
・反復UTI女性  (RR, 0.53; 95% CI, 0.33-0.83) (I2 = 0%)
・女性 (RR, 0.49; 95% CI, 0.34-0.73) (I2 = 34%)
・小児  (RR, 0.33; 95% CI, 0.16-0.69) (I2 = 0%)
・クランベリージュース飲用者 (RR, 0.47; 95% CI, 0.30-0.72) (I2 = 2%)
・1日2回超クランベリー含有製品 (RR, 0.58; 95% CI, 0.40-0.84) (I2 = 18%)


 

Figure 2. Galbraith plot. There are 2 statistical outliers, A and B, which represent the trials by Ferrara et al and Barbosa-Cesnik et al,  respectively.


 
Figure 4. Forest plot: summary effect of cranberry in prevention of urinary tract infection, expressed as risk ratio (RR). W(fixed) indicates weights in fixed-effect Mantel-Haenszel model.





がん終末期:最終週QOL決定要素は大多数不明 ICU・病院死・チューブ栄養は負の要素、宗教的配慮必要

日本の場合は、一般的にも、医療関係者も、EOLといえば、癌しか、その認識はないのだろうか?
それぞれの事情があるのだろうが、一般論として、根本的治療不能な患者さんで、血圧低下に昇圧剤投与するという意味はどれほどあるのだろう?それが”キリスト教精神の下に患者さん中心の診療と看護を実践している”はずの高名な病院であるが故に、疑問を感じてしまう。


この論文は、“がん”終末期の最終週患者QOLに関わる要素を検討した報告。


QOLアウトカム設定といっても、最後の瞬間を、最後の数分を、最後の数時間を、最後の数日を、最後の1週間を、最後の数週間を、最後の1年間をそのアウトカムにすべきなのか・・・すら、議論のあるところだろう。周囲とのコミュニケーション、特に、親族・友人達とコミュニケーションのとれる最後の瞬間、最後の数分・・・が大事と思うことが多い。

この報告の結論は、QOLを決定する因子のほとんどは不明というもの

ICU&チューブ栄養という事態は、QOL悪化要素である。


Factors Important to Patients' Quality of Life at the End of Life ONLINE FIRST
Baohui Zhang, et. al.
Arch Intern Med. 2012;():1-10. doi:10.1001/archinternmed.2012.2364


がんで死が迫っている患者で治癒的治療が既に既に無い場合、ケアの焦点は延命よりQOL促進に移る。進行状況において、終末期(EOLI)でのより良好なQOL予測データは少ない。
この研究の目的は、EOLに於けるQOLに最も多く影響を与える要素を決定する目的にで、EOLのQOL促進介入目的のターゲット同定をめざすもの


396名の進行期がん患者の米国多施設前向き長軸コホート(2002年9月1日から2008年2月28日まで)。登録から死亡までの期間中央値は4.1ヶ月。
死亡最終週の患者QOLをプライマリアウトカムとする。


9セットの要素は、影響の方向性を示唆先行、重要度の順にランクづけで示し、患者QOLの主な影響の説明となる


1 = (−) 最終週のICU滞在(4.4%)
2 = (−) 病院死 (2.7%)
3 = (−) ベースラインの患者の心配事 (2.7%)
4 = (+) ベースラインの宗教的祈り、瞑想 (2.5%)
5 = 癌治療部位 (1.8%)
6 = (−) 最終週のチューブ栄養使用 (1.1%)
7 = (+) 病院・クリニック内のパストラルケア (1.0%)
8 = (−) 最終週化学療法 (0.8%)
9 = (+) ベースラインの患者・医師治療アライアンス (0.7%)

EOLのQOLに関わる大部分の因子は説明不能のままである。



Table 7. Percentage of Variance Explained in Patients' QOL at the EOL

COPD: LAMA/LABA合剤治験


Positive Results for Combination COPD Drug
http://harvardpartnersinternational.staywellsolutionsonline.com/59,NP070312a

長時間作用抗コリン剤(LAMA): umeclidinium bromide (UMEC)
長時間作用βアゴニスト(LABA):vilanterol

 24週研究で、抗コリン剤:スピリーバとの比較研究

治験プロトコール:http://www.gsk-clinicalstudyregister.com/protocol_detail.jsp?protocolId=113360&studyId=545AED20-7978-49A7-9EE8-2FC3785037AD&compound=umeclidinium+bromide


noteへ実験的移行

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