2015年4月5日日曜日

お茶を飲むほど、うつ減少


2013 Impact Factor: 3.765の雑誌

4743のうつ症例を含む、22,817名のメタアナリシス


Tea consumption and the risk of depression: A meta-analysis of observational studies.
Aust N Z J Psychiatry. 2015 Apr;49(4):334-45. 
doi: 10.1177/0004867414567759. Epub 2015 Feb 5.

お茶摂取量多いと、少ない場合に比べうつのリスク低下 :相対リスク  0.69 (95% CI: 0.63–0.75)

8つの報告では、量依存性の関連性を認める  (10,600被験者、2,107 症例)
線形関連性が見られ、お茶3杯増える毎に鬱のリスク37%減少 (RR = 0.63, 95% CI: 0.55–0.71)



家庭での漂白剤使用洗濯は、感染リスク増加する、特に学童での影響大

スペインでは漂白剤使用多く家庭内での使用 72%(n=1945)、フィンランドは少なく 7%  (n=270)


Domestic use of bleach and infections in children: a multicentre cross-sectional study
Occup Environ Med doi:10.1136/oemed-2014-102701


漂白剤使用の過程では、感染(再発、単独)の感染頻度が高い。
インフルエンザ1回のみとの相関(RRR=1.20, 95% CI 1.04 〜 1.38)、 回帰性扁桃腺炎 (RRR=1.35, 95% CI 1.07 〜 1.71) 、感染種類不問(RRR=1.18, 95% CI 1.01 〜 1.38)

家庭での漂白剤での洗濯により、学童期こどもは、気道系などの感染リスク増加



消毒性刺激性クリーニング製品使用多いことは健康被害をもたらす可能性有り、特に小児期暴露が影響大きい

運動継続で肝脂肪減 「やせなくても効果ある」 ・・・ 筑波大学の論文はどこ?

運動継続で肝脂肪減 「やせなくても効果ある」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150404/k10010038321000.html

この新聞の情報ソースである発表論文不明・・・Shodaという筆者名で検索してみた。


わたしの間違いかもしれないが、「早歩きなどの運動を続けることによって、体重に変化がなくても肝臓に蓄積した脂肪を減少させる効果」という論文は見つけられなかった。

それどころか・・・

http://kaigyoi.blogspot.jp/2015/03/blog-post_3.html

という報告が存在する。故に、この新聞記事通りなら新知見と言うことになる


同教室からの報告を見ると、効果に関して肝臓内脂肪評価ではなく、肝臓逸脱酵素の血中値とフェリチン値、インスリン抵抗性指標。

「早歩き」運動による「肝臓脂肪減少」効果と無縁の報告しか見つけられないのだが・・・

メディアにプレスするなら、発表論文を明らかにしてもらいたいし、主張に関していかなる知見が研究で得られたかもかいつまんで報告してもらいたい。・・・こういうメディアを利用した実績披露は・・・控えていただきたい。


Hybrid training (HYB) :voluntary and electrical muscle contractionという方法

Therapeutic effect of hybrid training of voluntary and electrical muscle contractions in middle-aged obese women with nonalcoholic fatty liver disease: a pilot trial
Authors Oh S, Maruyama T, Eguchi K, Shida T, Arai E, Isobe T, Okamoto Y, Shoda J
Published Date March 2015 Volume 2015:11 Pages 371—380
DOI http://dx.doi.org/10.2147/TCRM.S75109, Published 4 March 2015




また、同教室からは以下のトリッキーなトレーニング方法で、NAFLD改善効果の報告がある

Acceleration training (AT):


Acceleration training for managing nonalcoholic fatty liver disease: a pilot study
Ther Clin Risk Manag. 2014; 10: 925–936.
Published online 2014 Nov 7. doi:  10.2147/TCRM.S68322
PMCID: PMC4230176

2015年4月4日土曜日

間接喫煙リスク: 自閉症・メンタル疾患オッズ増加

2357名の4-12歳スペインの同断研究


Strengths and Difficulties Questionnaire (SDQ) ペアレント版 90パーセンタイルで、メンタル疾患とした。




Exposure to secondhand smoke in the home and mental health in children: a population-based study
Tob Control doi:10.1136/tobaccocontrol-2014-052077


間接喫煙暴露 1時間/日未満 6.9% (95% CI 5.7% 〜 8.0%) 、 1時間/日以上  4.5% (95% CI 3.5% 〜 5.5%)
間接喫煙習慣的無暴露児童に比べ、メンタル疾患多変量補正オッズ比は、それぞれ、 1.49 (95% CI 0.85 〜 2.62) 、 2.73 (95% CI 1.38 〜 5.41)  (p for linear trend=0.002)

ADHD(注意欠如・多動性)のオッズ比は、それぞれ、 2.18 (95% CI 1.30 〜 3.64) 、 3.14 (95% CI 1.63 〜 6.04)   (p for linear trend < 0.001)

間接喫煙と他のSDQ構成要素では相関性認めず


抗がん剤など化学療法:鯖・ニシン類などPUFA高度含有魚摂取が効果を減弱する可能性

健康食品広告規制緩和により、様々な弊害が予想されるが・・・ 抗がん剤など化学療法中の患者にとって、鯖・ニシン類などPUFA高度含有魚摂取が効果を減弱する可能性が亜有る。


その一つ、EPA/DHAなどの魚脂の一方的ベネフィット情報
米国内でもサプリメントとしてトップセーリング商品の一つらしいが、安全性に関しての疑念が呈されている。


解説: Can fish oil supplement hinder cancer treatment?




specific endogenous platinum-induced fatty acids (PIFAs)は、ピコモルの量で、脾臓マクロファージを活性化し、化学療法抵抗性となるマウスモデルでの知見。
PIFA 16:4(n-3) (hexadeca-4,7,10,13-tetraenoic acid)を含む魚脂をサプリメント使用

一つは、癌患者へのベネフィット認められず、むしろ、癌患者は避けるべきと
118名のがん化学療法治療者と50名の健康ボランティアをマウスの実験からの確証実験を行った。癌患者35名に魚脂サプリメント投与、13名はω3脂肪酸。血中濃度はマウス実験と同等。

倫理上繰り返しはできないが、化学療法抑制効果が認められた。



Increased Plasma Levels of Chemoresistance-Inducing Fatty Acid 16:4(n-3) After Consumption of Fish and Fish Oil
Laura G. M. Daenen, et. al.

JAMA Oncol. Published online April 02, 2015. doi:10.1001/jamaoncol.2015.0388

魚摂取及び魚脂摂取後、16:4(n-3)の暴露効果を調査

ω3サプリメントで、レスポンダー 11%。
魚脂は全て16:4(n-3)を含む; 0.2〜5.7μM

マウスの実験ではシスプラチン魚脂1μLあたりで化学療法抵抗性を十分示し、vehicle治療対照と比べ腫瘍増殖へ効果認めなかった  (estimated tumor volume difference, 44.1 mm3; P > 99)

健常者においても、魚脂 10mL毎日服用すると、16:4(n-3)血中濃度増加し、ベースラインの20倍となる。ニシンと鯖はサーモンやツナより含有性高い。

16:4(n-3)高レベルの魚摂取は血中レベル増加をもたらす



2015年4月3日金曜日

タバコ喫煙により、MRSAフェノタイプ変化し免疫抵抗性に変化 ・・・ 肺炎重症度死亡率増加

タバコ噴霧抽出液は量依存的にMRSA殺菌能力低下




Analysis of the Effects of Cigarette Smoke on Staphylococcal Virulence Phenotypes
Infection and Immunity Accepted manuscript posted online 30 March 2015, doi: 10.1128/IAI.00303-15 IAI.00303-15 

喫煙は、細菌ビルレンス特性に影響を与えることを立証するため
鼻腔内コロナイズしているところに、喫煙を含む吸入暴露を行う。

MRSAを喫煙抽出物(CSE)にさらすことにより、マクロファージ殺菌4倍耐性 p<0.0001。

CSE-MRSAは、細胞溶解感受性低下 (1.78-fold, p=0.032)、 antimicrobial peptide (AMP)殺菌性低下 (MIC 8 μM vs 4 μM LL-37

CSEは、量依存的に、MRSAの表面構造を変化させ 、AMPs類似変化にて90%の結合阻害を生じさせる  (p<0 .0001="" br="">

CSE暴露にて55%疎水性増加 (p<0 .0001="" p="">
CSEによるmprFのupregulation誘導、結果、MRSA AMP抵抗性増加する。

mprFのないブドウ球菌はCSE暴露による表面変化認めない

in vivoで、CSE-MRSA肺炎はマウスの死亡率増加 (40% vs. 10%) し、対照MRSA感染マウスに比べ8時間後、20時間後肺炎病変増加 (p<0 .01="" p="">
結論としてh、たばこ喫煙によりMRSA免疫抵抗性フェノタイプ 獲得し、これが、喫煙者の感染性疾患の脆弱性へつながるものと思われる。


解説記事:
https://health.ucsd.edu/news/releases/Pages/2015-04-02-cigarette-smoke-makes-superbugs-more-aggressive.aspx



こういう知見が発表されても、「たばこの有害性に科学的根拠無し」といいはる連中、都議会議員がいるから世の中はよくならない
http://matsuzawa.com/report/2015/01/post-186.html




クロノタイプ:夜型は、糖尿病・メタボリックシンドローム・筋肉脆弱と相関、特に男性著明 ;韓国調査

韓国からの報告で、糖尿病になりやすい東アジア人からの報告で日本人にも参考になる報告だと思う

クロノタイプ、Chronotype朝型、夜型で、一日の中での活動の個別時間的指向性で、外的明暗環境下での行動や生物学的リズム。

 このクロノタイプのメタボリックへの影響が韓国内住民疫学調査で明らかに

Evening Chronotype Is Associated With Metabolic Disorders and Body Composition in Middle-Aged Adults
Ji Hee Yu, et. al.
JCEM ; DOI: http://dx.doi.org/10.1210/jc.2014-3754 ; Published Online: April 01, 2015


Korean Genome and Epidemiology Studyからの1620名、47-59歳を対象

 クロノタイプ評価: Morningness-Eveningness Questionnaire

被験者は全て、OGTT、体組成測定(DEXA法)、内臓脂肪測定(CT、 >100 cm2



クロノタイプにて朝型 29.6%、 夜型 5.9%、 どちらでもない 64.5%

夜型は、朝方に比べ、共役要素補正後も、糖尿病オッズ高い  (オッズ比  [OR], 1.73; 95% 信頼区間 [CI], 1.01–2.95),、メタボリックシンドローム (OR, 1.74; 95% CI, 1.05–2.87)も、sarcopenia (OR, 3.16; 95% CI, 1.36–7.33) も多い


相関の性差は男性の夜間型と糖尿病(OR, 2.98; 95% CI, 1.39–6.39) と sarcopenia (OR, 3.89; 95% CI, 1.33–11.33)の相関性オッズが高い。メタボリックシンドロームのみが女性においては夜間型クロノタイプと相関 (OR, 2.22; 95% CI, 1.11–4.43)


結論としては、住民レベルでの調査として、クロノタイプ夜型は、関連要素と独立して、糖尿病、メタボリックシンドローム、サルコペニアと関連。この結果は代謝的機能の概日リズムが関わることが示唆される。











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