2012年2月27日月曜日

2型糖尿病治療薬TAK-875:GPR40作用薬は、SU剤に匹敵する効果と低血糖安全性良好

2型糖尿病治療薬TAK-875: Gタンパク質共役受容体(以下、「GPCR」)研究から創製された、膵島細胞に発現するGPCRの一つであるGPR40に作用する、新規の2型糖尿病治療薬
http://www.takeda.co.jp/press/article_45668.html

Burant C, et al "TAK-875 versus placebo or glimepiride in type 2 diabetes mellitus: a phase 2, randomized, double-blind, placebo-controlled trial"
Lancet 2012; DOI:10.1016/S0140-6736(11)61879-5.

 第2相ランダム化二重盲検プラシーボ対照化トライアル


TAK-875(n=303)、プラシーボ(n=61)、glimepiraide(n=62)ランダム割り付け

プラシーボ、 TAK-875 (6·25, 25, 50, 100, or 200 mg)、 glimepiride (4 mg) 1日1回12週間


第12週で、TAK-875とglimepirideはプラシーボ比較で有意にベースラインからのHbA1c最小2乗値は減少した (TAK-875:  50mg投与 −1.12% [SE 0.113] から 6.25mg投与  −0.65% [0.114]、 glimepiride :—1.05% [SE 0.111])  vs プラシーボ (—0.13% [SE 0.115]; p value range 0.001 to <0.0001)



即時治療必要低血糖は、 TAK-875とプラシーボ比較で同等 TAK-875 vs プラシーボ (2% [n=7, all TAK-875 groups] vs 3% [n=2])

glimepiride群は有意に高率  (19% [n=12]; p value range 0.010—0.002 vs all TAK-875 groups)



即時治療必要イベントはTAK-875はプラシーボと同等 (49%; n=147, all TAK-875 groups、placebo groups (48%, n=29)) で、glimepiride群より少ない (61%, n=38)


直接作用は、β細胞FFAR1の活性化、インスリン分泌促進に働く細胞内セカンドメッセンジャー活性化

血糖降下作用もグリメピリド(アマリールなど)と同等で、低血糖イベント少なそう・・・

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