2012年2月27日月曜日

“非定型精神病薬”:糖尿病に関する量依存的関係 ジプレキサに特に影響

“非定型精神病薬”と糖尿病

Association between second-generation antipsychotics and newly diagnosed treated diabetes mellitus: does the effect differ by dose?
BMC Psychiatry 2011, 11:197 doi:10.1186/1471-244X-11-197



オランザピン(ジプレキサ)は用量依存的な糖尿病リスク相関;中間3分位で横断的で、100人年1.9 補正ハザード比 1.7;95%信頼区間(CI), 1.0-3.1、最高3分位 100人年 2.7;補正HR, 2.5, 95% CI, 1.4-4.5

クエチアピン(セロクエル)とリスペリドン(リスパダールなど)では、中間3分位にてリスク増加のエビデンス認めず


オランザピン、クエチアピン、リスペリドンと違い、アリピプラゾール(エビリファイ)やジプラシドンではどの3分位も糖尿病リスクと関連せず 


老人:向精神薬と死亡リスク ハロペリドールなど量反応関係あり (H24.2.24)


・ リスペリドンに比べ、ハロペリドールは死亡率リスク増加  (ハザード比 2.07, 95% 信頼区間 1.89 ~ 2.26)

・ クエチアピン使用はリスク減少と関連  (0.81, 0.75 ~ 0.88)

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