A Randomized Controlled Trial
Arch Intern Med. Published online February 27, 2012. doi:10.1001/archinternmed.2011.1972
肥満減少に対し、健康食とともに、運動を行うことの有効性は確立している。しかし、プライマリケアの状況での肥満減少に対する有効なライフスタイル戦略のtranslationについての知識は乏しい。
2年間習慣化運動・食事プログラムの肥満減少臨床実践内に組み込み、その有効性を検討
通常ケア(n=241):肥満減少戦略としてライフスタイルについての医師からの助言
習慣介入(n=249) :健康食+運動促進に関して健康教育専門家からの個別カウンセリングを加える
プライマリアウトカムはウェスト径
396名の被験者でトライアル完遂 80.8%
介入群で、通常ケアに比べ、有意なウェスト径への影響を認め(P<0.001)、24ヶ月持続する(平均[SE], -0.9[0.4] vs 0.2 [0.4] cm; P=0.05)
セカンダリ解析では、有意にウェスト径変化は、男性(P = .009)および女性 (P = .02)で認める。
男性において、24ヶ月時点でのウェスト平均(SE)減少は習慣介入群が通常ケア群より大きく (–1.6 [0.6] vs 0.1 [0.6] cm; P = .049)、女性においては、行動介入群で、通常ケアに比較し、ウェスト径の差と6ヶ月、12ヶ月時点で相関性を認める(P ≦ .01) が、24ヶ月では認めない (P = .10)
結論: 2年研究で、肥満に対し、臨床状況下で習慣への介入によりウェスト径をほんの少し減少、しかし、介入効果は男性に限られる。
“メタボ検診”義務化したが、行政側&誤用(御用)専門家たちが一方的にその効果に関して自画自賛し、さらに、その範囲の拡大を画策しているというか、決めつけている。
メタボ健診:肥満以外も指導 血圧や血糖、検査値高めなら対象
http://mainichi.jp/life/today/news/20120228ddm008040066000c.html
見直しでは、腹部肥満を第1条件とする現制度の枠組みは変えないが、非肥満者への対応を医療保険者や市町村などに追加で求める予定。国内外の研究で は、非肥満者でも血圧や血糖などの値が高めの場合、心筋梗塞(こうそく)など心血管疾患の危険性が高まることが分かっている。このため、現制度では抜け落 ちてしまう非肥満者への対応が求められていた。 また検討会は、腎臓病の検査値「血清クレアチニン」を、特定健診の検査項目に加える方向で合意した。慢性腎臓病患者には肥満でない人も多く、現制度では腎機能低下の兆候を見落とす恐れがあった。メタボ対策に重きを置きすぎたため日本は国際CKD年を無視した。その愚策・厚労省が、今頃、“血中クレアチニン値”を検診項目に入れ込んできた。
世界に冠たる慢性腎臓病国・・・日本 2011年 08月 15日
腹囲にこだわり続けている、強権的・非科学的日本の検診制度は今後も続く・・・
なんという国なのだろう・・・
お恥ずかしい厚労省検診・保健指導”腹囲基準”問答 H24.2.3
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