Patients Using the Instrumental Variable Analysis Method
Kenny Wong; Michael A. Campitelli; Therese A. Stukel; Jeffrey C. Kwong
Arch Intern Med Published online February 27, 2012.
doi:10.1001/archinternmed.2011.2038
http://archinte.ama-assn.org/cgi/content/abstract/archinternmed.2011.2038?etoc
オンタリオの行政データベースとリンクして、65歳超の地域住民のインフルエンザワクチンと全原因死亡率を検討
1262180人・インフルエンザシーズン観察で、ロジスティック回帰にて、インフルエンザ時全原因死亡率補正オッズ比 0.67(95% CI、0.62-0.72)、インフルエンザ非流行時のインフルエンザ期間後0.85(0.83-0.86)で、バイアスの存在が示唆するも、Instrumental Variable(IV) analysisでは、インフルエンザ時期で補正オッズ比0.94(95%CI、0.84-1.03)、インフルエンザシーズン後は1.13(1.07-1.19)。
肺炎・インフルエンザによる入院・死亡の複合検討に対し、ロジスティック回帰により、補正オッズ インフルエンザシーズンオッズ比 0.74(95%CI、0.70-0.78)、インフルエンザシーズン後0.88(0.87-0.90)
一方、IV analysisでは補正オッズ比は0.86(95%CI、0.79-0.92)、1.02(0.97-1.06)
インフルエンザワクチンは肺炎・インフルエンザ入院と全原因死亡複合に対し減少効果あるが、死亡率単独では減少効果示せない。
標準モデル化に比較し、IV analysisはワクチン有効性に対し、よりバイアスの少ない推定が可能である。
操作変数法(IV)について多くの解説が検索される。http://www.econ.hit-u.ac.jp/~bessho/lecture/06/econome/060616IV1.pdf 高齢者の重大アウトカムへのインフルエンザワクチン有効性に関し、不適切なバイアスの存在が議論されていた。
Hottes TS, Skowronski DM, Hiebert B, Janjua NZ, Roos LL, et al. (2011) Influenza Vaccine Effectiveness in the Elderly Based on Administrative Databases: Change in Immunization Habit as a Marker for Bias. PLoS ONE 6(7): e22618. doi:10.1371/journal.pone.0022618
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