子供の閉塞型無呼吸治療として、気道陽圧持続治療が使われているが、この治療により、子供の認知行動異常改善が見られるという報告。
Effects of Positive Airway Pressure Therapy on Neurobehavioral Outcomes in Children with Obstructive Sleep Apnea
Published ahead of print on February 9, 2012, doi: 10.1164/rccm.201112-2167OC
Am. J. Respir. Crit. Care Med. February 9, 2012 rccm.201112-2167OC
52名の小児・青年のheterogenous groupのベースラインと3ヶ月後の神経行動評価
Adherenceにばらつき (mean use 170+145 [SD] minutes/night)
CPAP治療は、注意欠乏改善(p<0.001)、 Epworth scale 眠気(p<0.001)、行動 (p<0.001)、保護者 QOL(p=0.005) 、子供-QOL (p<0.001)改善した。
3ヶ月後のEpworth Sleepiness Scale減少とadherenceに有意相関 (r=0.411, p=0.006),
しかし、他の行動アウトカムとadherenceは有意相関認めず 。
発達遅延サブセットでも、行動機能の改善がみられた。
アドヒアランスが今一つでも、CPAP治療で、有意に、子供の認知行動機能の改善が見られる。
発達遅延の子供でも同様で、家族・社会的・学校に関する機能にもその好影響が見られる。
日本でも、肥満に伴う無呼吸に関しては同様な効果が期待できると思う。
日本の子供で目立つ扁桃腺合併無呼吸に関してどうなのだろうか?
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