"Halofuginone and other febrifugine derivatives inhibit prolyl-tRNA synthetase" by Keller et al
あじさいの一種であるChang Shan(堂山)
http://www.geocities.jp/plants_name/jouzan/jouzan.html
これの根の抽出物を用いてマラリアの治療に中国の漢方医たちは使っていた。
(チベットやネパール・・・と、書きながら、中国とは・・・)
この成分である、halofuginoneが、多くの自己免疫疾患治療に役立つ可能性があるというHarvard School of Dental Medicineの研究者の報告。
(こういうのって、過剰に報道されること多い分を差し引かなければ・・・)
halofuginoneが、Th17をブロックし、ストレス反応経路のtriggerとなるプロセス判明。
Halofuginone and other febrifugine derivatives inhibit prolyl-tRNA synthetase
Tracy L Keller, Davide Zocco, Mark S Sundrud, Margaret Hendrick, Maja Edenius, et al
Nature Chemical Biology doi:10.1038/nchembio.790
2009年、 Kellerらは halofuginone (HF)が、他の免疫細胞に影響を与えることなく、TH17免疫細胞に対して防御的に働くことを報告。2006年以降、Th17がいわゆる"bad actor”として、炎症性腸疾患、関節リウマチ、多発性硬化症、乾癬などの多くの自己免疫疾患プロセスに関与していることが認識されつつある。
わずかなHF量でマウスモデルの多発性硬化症軽減。
免疫系を抑えることなく、自己目根来疾患病態を選択的に抑制する新しい治療法の可能性・・・.
解説:
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2012-02/hms-rdm020812.php
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