2012年3月30日金曜日

セレン(セレニウム)と健康 :安全域の狭いサプリメント成分

血中濃度“安全域”の狭い食事要素でもある、セレン(セレニウム)

こういうものの血液検査は、医療保険上カバーされるべきだと思う。
また、サプリメント投与する場合は、血中濃度評価を義務づけるべきだと思う。


日本人は通常の食事からセレンを十分に摂取しており、その平均摂取量は約1日当たり100マイクログラムといわれています。この平均摂取量を調査結果に加算すると、耐容上限量を超えてしまう製品がありました。 (http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/anzen_info/selen.html
日本人では、この主のサプリメントは過剰状態に、むしろ、注意が必要である。


Selenium and human health
The Lancet, Volume 379, Issue 9822, Pages 1256 - 1268, 31 March 2012

 セレン(セレニウム)はselenoprotein に取り込まれ、多様な効果をもたらす、抗酸化作用・抗炎症作用からactive な甲状腺ホルモン産生への影響までに及ぶ。
ここ10年、selenoprotein遺伝子の疾患関連polymorphismが見いだされ、健康への影響に関心が向けられている。
低セレン状態は、死亡率増加、免疫機能低下、認知機能衰弱リスクと関連。
高セレン状態・セレンサプリメントは抗ウィルス作用を有し、男女生殖に有用、自己免疫性甲状腺疾患リスク減少を示す。

前向き研究により、高セレン状態の前立腺・肺・直腸結腸・膀胱癌に対するベネフィット一部半エミ、しかし、トライアル結果は混合的結果であり、おそらく、サプリメントは栄養摂取が不適切だった場合にのみベネフィットがあったものと思われる。
既にセレン十分ア状態の対象者にサプリメント投与することは、2型糖尿病リスク増加の可能性がある。

セレンの健康への影響としてはU字現象は切り離せないもので、不足状態での補充ベネフィットと、セレン適切・過剰状態ではサプリメント投与されるべきではない。








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