2012年3月19日月曜日

COPD:バイオマーカー利用で死亡率予測改善効果

COPD予後推定として、IL-6などのバイオマーカーがどの程度寄与するか?

Inflammatory Biomarkers Improve Clinical Prediction of Mortality in Chronic Obstructive Pulmonary Disease
Bartolome R Celli, et. al.
Am. J. Respir. Crit. Care Med. March 15, 2012 rccm.201110-1792OC
ECLIPSE study登録者の1843名、3年間フォローアップ
死亡 168/1843  (9.1 %) 
非生存者は、高齢で、気流制限より重症、呼吸苦強く、高BODEスコア、気腫強く、合併症率高く、入院既往多い場合。
年齢、BODEスコア、入院歴を含む臨床変数が、最も確実な死亡率の予測要素 (C-statistic of 0.686, p<0.001)。
バイオマーカーは一つ、IL-6が、C staticsを0.708へ改善し、他のバイオマーカーを加えた場合、0.726へ改善。

COPDはlow-gradeの炎症が特徴で、従来の死亡予後因子に、炎症性パラメータを加えることで、死亡率予測改善されるのではないかという仮説の立証

検討したのは、白血球巣、血中・血清フィブリノーゲン、ケモカインリガンド18、SP-D、CRP、 Clara cell secretory protein-16、 interleukin-6 と -8、TNFα。

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