2012年3月1日木曜日

JAK阻害剤ルクソニチニブ 骨髄線維症への効果 vs. best available therapy

骨髄線維症 患者へのruxolitinib ( JAK1、 JAK2 阻害剤)が、脾臓サイズ、QOLに対し、有意に効果があったが、全般生存率への効果は示せなかったが、best available therapyが1/3割り当てで評価できなかったというもの

ルクソニチニブは、昨年11月、骨髄線維症についてFDA承認されたとの報道があった

http://www.medscape.com/viewarticle/753682




JAK Inhibition with Ruxolitinib versus Best Available Therapy for Myelofibrosis
Claire Harrison et. al.
N Engl J Med 2012; 366:787-798 March 1, 2012


219名の “intermediate-2 or high-risk primary myelofibrosis, post–polycythemia vera myelofibrosis, or post–essential thrombocythemia myelofibrosis”を、ruxolitinibか、best available therapyに割り付け
プライマリエンドポイントとキー・セカンダリエンドポイントは、48週目、24週目のMRI・CT評価脾臓サイズ35%減少。

48週目で、ruxolitinib群では、28%が48週目で脾臓サイズ35%減少に到達し、best available therapy群は0%(P<0.001)、24週目は、32%、0%(P<0.001)

48週目に、ruxolitinib治療群は触知脾臓長平均値は56%減少し、best available therapyは4%

ruxolitinibへのresponse 期間中央値に到達せず、80%が12ヶ月フォローアップ中央値でもまだ反応続いている状況。

ruxolitinib群患者は、包括的QOL測定値改善、骨髄線維症関連症状減少を示した。

投与量減量・中止、輸血で管理する grade 3以上の血液異常所見は血小板減少と貧血。

各治療群1人が血小板減少により中止、貧血による中断は認めない。

非血液系副作用は稀で、ほとんどがgrade 1か、2。
急性骨髄性白血病には2例で、best available therapyで発症。

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