probioticsはAAD減少と関連するとプール化エビデンスで示された。
ただ、どのprobioticsが最大効果を上げるか、特定の抗生剤と関連するかは不明。
Probiotics for the Prevention and Treatment of Antibiotic-Associated Diarrhea
A Systematic Review and Meta-analysis
Susanne Hempel et. al.
JAMA. 2012;307(18):1959-1969. doi: 10.1001/jama.2012.3507
2名の独立したレビューアがRCTを同定
AAD予防もしくは治療のための probiotics (Lactobacillus, Bifidobacterium, Saccharomyces, Streptococcus, Enterococcus, and/or Bacillus)
82のRCTがクライテリア一致
Lactobacillusベースの介入、単独或いは他の菌種組み合わせがほとんど。ただし、菌種記載乏しい。
被験者11811名を含む、63のRCTのDerSimonian-Laird random-effects meta-analysisのプール化相対リスクでは、統計学的に有意なAAD減少が示された。
(相対リスク, 0.58; 95% CI, 0.50 ~ 0.68; P < .001; I2, 54%; [risk difference, −0.07; 95% CI, −0.10 ~ −0.05], トライアル報告AAD患者数から[number needed to treat, 13; 95% CI, 10.3 ~ 19.1])
この結果は多数のサブグループ解析で相対的にinsensitive
しかし、プール化結果で有意なheterogeneityが存在し、エビデンスではこの相関がシステマティックにpopulation毎にばらつきがあるか、また、抗生剤特性、probiotic preparationによりばらつきがあるかは結論づけ不充分。
probioticsに関して、明治のヨーグルト“R1”随分世間をさわがせたが、新聞報道で知る限りは、あの検証法では何も言える訳がない。この分野でまともなジャーナルに記載されるにはRCTが必然。
参照:ステマ:明治乳業「R-1ヨーグルト」騒ぎ 2012年2月2日木曜日
プロビオティクス(プロバイオティクス)と院内肺炎 2007年 07月 14日
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