副作用は比較的多く、安全性・耐用性検討が必要。
Zinc for the treatment of the common cold: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials
CMAJ May 7, 2012 cmaj.111990
亜鉛経口投与、プラシーボ、無治療比較のランダム化対照治験、 17トライアル、2121名の登録者の検討。
プラシーボ投与患者比較で、亜鉛投与は感冒症状期間短縮(差平均 -1.65日、95%信頼区間「CI] -2.50-~-0.81日)、heterogeneity高い (I2 = 95%)
亜鉛は成人では感冒症状期間短縮(差平均 -2.63、95%CI -3.69~-1.58日)
小児では有意差認めず (差平均 -0.26日、95%CI -0.78~ 0.25日)
年齢、投与量、亜鉛調剤を含むすべてのサブグループ解析にてHeterogeneity残存
副事象イベント リスク比 1.24、 95% CI 1.05 ~ 1.46)、味覚異常 (RR 1.65, 95% CI 1.27 ~ 2.16) 、吐気 (リスク比 1.64, 95% CI 1.19 ~ 2.27)が亜鉛群に多い。
【参照】
FDA警告文:亜鉛含有鼻腔内風邪薬による嗅覚消失 2009年 06月 17日
厚労省も注意喚起:亜鉛含有鼻腔内投与風邪薬 2009年 06月 23日
かぜに亜鉛サプリメント有効 ;亜鉛含有鼻腔内風邪薬は嗅覚脱失副作用に注意 2011年 02月 16日
RCT:亜鉛サプリメントは小児重症肺炎でアジュバント効果をもたらすか? 2012年4月5日木曜日
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