会社側として、唯一の頼りどころは、「SHARP」のみといったところか・・・それも、但し書きが続く。
考えてみれば、かわいそうな薬で、 「ゼチーア」って、スタチンというスタンダードがあるため、心血管系イベントに対する単純なプラシーボ対照単剤治験が許可されず、姑息なトライアルをどうにか行ってきた薬剤である。そのため、不当な低評価が下されている可能性はある。
・・・ と、たまには情緒的に「ゼチーア」の肩を持つ。
フリーフルテキスト
Ezetimibe therapy: mechanism of action and clinical update
Vascular Health and Risk Management
Published Date July 2012 Volume 2012:8 Pages 415 - 427
SEAS study
臨床的有効性評価
1873名の軽度から中等度大動脈狭窄症脂質低下適応のない対象者
エゼチミブ(ゼチーア)10mg/日+シンバスタチン40mg/日 vs プラシーボ
プライマリエンドポイントは、大動脈弁置換必要性・心血管イベント複合
LDL低下は61%
だが、エンドポイント改善せず
心血管イベント減少は、重症でない大動脈弁狭窄(逆流ジェット 3分位1か2程度)LDL-Cの程度に比例
この部分は、14のスタチントライアル観察に於ける関連性と一致している。
同様に、SHARP研究での併用も、心血管系ベネフィットの関連性の連続にある・・・という話
ZETELD:スタチン+ゼチーア>スタチン増量 2010年 02月 27日
まぁ 肩をもってあげても、この薬剤 主役にはなれそうもないですけどね・・・
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