刺青のインクが原因で集団感染発症
Outbreak of Mycobacterium chelonae Infection Associated with Tattoo Ink
Byron S. Kennedy, et. al.
NEJM August 22, 2012 (10.1056/NEJMoa1205114)
2001年10-12月に、刺青師 (single artist)1人にpremixed gray inkで施術された後3週後、19名(男性13名、女性 6名)持続的、膨隆、紅斑性皮疹が入れ墨部位に発症
11月が最も多く発疹発生
平均年齢35歳(18-48歳)
17名の患者からの皮膚生検標本ですべて異常有り、その14標本からM. chelonaeを分離、DNA sequencingで確認
PFGE analysis で11臨床分離株と3つの未開封premixed inkの一つで分離不能パターンを見いだした。
19名の患者のうち18名で抗生剤治療、状態改善
米国の刺青師たちは、消毒器具使用、清潔なディスポーザブル手袋、単回使用インク材料、アフターケアなど、衛生に注意しているとのこと。
ウェブ検索すると、通販サイトに、内外インク製品が並んでいる
元々、日本では、“無資格刺青施術行為は医師法違反”
入れ墨で医師法違反の容疑 兵庫県警、彫師を逮捕へ故に、このような健康被害は表に出にくいため、医師たちにも啓発されず、治療機会の喪失をもたらしている可能性がある。
http://www.47news.jp/CN/201007/CN2010070901000380.html
入れ墨・ピアスによるC型肝炎ウィルス感染伝播 2012年2月8日水曜日
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