2012年8月2日木曜日

CABG時グラフト内視鏡的採取と開胸採取法比較 ・・・ 有意差無し



CABG時、グラフト採取時の内視鏡使用に関して、その安全性とdurabilityに疑問を呈する報告が事前にあったとのこと。もともと少数研究で死亡率増加という報告が有り、米国FDAに、分析を求める意見があり、この研究は、 Society of Thoracic Surgeons Adult Cardiac Surgery Database (ACSD),のデータに基づくもの



Association Between Endoscopic vs Open Vein-Graft Harvesting and Mortality, Wound Complications, and Cardiovascular Events in Patients Undergoing CABG Surgery

JAMA. 2012;308(5):475-484. doi:10.1001/jama.2012.8363





長期死亡率では、有意差無し  (13.2 % [12,429 イベント] vs. 13.4 % [13,096 イベント])
死亡・心筋梗塞・血管再建再施行複合イベントでも同様 19.5 % [18,419 イベント] vs. 19.7 % [19,232 イベント])

内視鏡的血管グラフト採取は有意に創傷合併症を減少させた  (risk adjusted HR, 0.83; 95 % CI, 0.77-0.89).





グラフト採取部位の創傷治癒のみに有意差があるというのでは、まだ、議論が続きそうだが、疑念に対し、データ分析とその結果を報告する経緯には、米国当局と米国医学会の健全性を示す報告という印象をもつ。

対して、日本は・・・ 検診・医療・介護・健康食品行政など様々な分野で、不可解さ、疑念を放置し、反論にはただただデータ公開無く強弁し続ける現状がある

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