2012年8月2日木曜日

米国CDC:狂犬病でも100%死ぬわけではないらしい、10%ほど生き残る可能性

狂犬病は、“発症後の死亡率はほぼ100%で、確立した治療法はない”というのが常識化しているが、市から免れる獲得耐性や免疫反応を示す証拠が見つかった。
米国感染コントロール予防センターからの研究者は、アマゾン流域での吸血コウモリによる狂犬病流行のある地域で、医学的介入なしにウィルス暴露後10%ほどの原住民は生き延びており、11%ほど中和抗体を有しているという発見。

Evidence of Rabies Virus Exposure among Humans in the Peruvian Amazon
Am J Trop Med Hyg 2012 87:206-215; doi:10.4269/ajtmh.2012.11-0689
Amy T. Gilbert, et. al.



狂犬病
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k03/k03_18/k03_18.html
潜伏期が1-2ヶ月と長く、感冒様症状で始まり、進行性に、神経症状・精神症状が生じるわけで、初期対応した医療機関は“誤診”と騒がれる可能性がある。

発熱・かぜ症状患者にあたっては、渡航歴・旅行歴は、特に、配慮が必要。


“犬だけではなく他の哺乳動物からも感染します”
http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name47.html
http://www.forth.go.jp/topics/2011/12281402.html


日本、英国、スカンジナビア半島の国々など一部の地域を除いて、全世界に分布しています。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/

狂犬病対応ガイドライン2001
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou18/pdf/05-01.pdf


そういえば、次のオリンピック、南米だった・・・

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