J. Michael Gaziano, et. al.
JAMA. 2012;():1-10. doi:10.1001/jama.2012.14641.
マルチビタミンは食事性サプリメントの最大成分、米国では1/3が摂取している。
観察研究でさえ、全体的、部位特異的ながん頻度、死亡率への影響不明
フォローアップ年中央値11.2(IQR 10.7-13.3)年間、がん確認2669名、前立腺癌が1373名、直腸結腸がんが210名
プラシーボ比較で、マルチビタミン連日服用男性は統計学的に総がん発生減少と有意に関連 (multivitamin と placebo groupはそれぞれ 17.0 と 18.3 イベント/1000人年;ハザード比[HR]; ハザード比 [HR], 0.92; 95% CI, 0.86-0.998; P = .04)
統計学的に、連日マルチビタミン服用の前立腺癌への有意な影響認めず (multivitamin とplacebo group, 9.1 9.2 イベント/1000人年;HR, 0.98; 95% CI, 0.88-1.09; P = .76)
同様に、直腸結腸がんでも影響認めず (multivitamin と placebo 群, 1.2 と 1.4 イベント/ 1000 人年; HR, 0.89; 95% CI, 0.68-1.17; P = .39)
そして、他の部位のがんでも影響認めず
がん死亡率リスクに関しても有意な差を認めず (multivitamin と placebo group, 4.9 と 5.6 イベント/1000 人年; HR, 0.88; 95% CI, 0.77-1.01; P = .07)
連日のマルチビタミン服用は、ベースラインにがん病歴有る1312名の男性では、がん全体として減少と相関 (HR, 0.73; 95% CI, 0.56-0.96; P = .02)するも、がんの病歴無しの13329名の男性では有意な差を認めない (HR, 0.94; 95% CI, 0.87-1.02; P = .15; P for interaction = .07)
Multiviamins curb cancer risk among men, study says(http://video.msnbc.msn.com/nightly-news/49455366/#49455366)って、新聞報道にびっくりしたが、“観察研究”であり、かつ、がん既往のある一部に、がん死亡率のみにおいて減少現象がみられたというもの
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