2012年11月6日火曜日

入院患者の喫煙頻度と、その状況分析

禁煙であるはずの病院で、5名に1人が、かまわず喫煙してる状況

禁煙カウンセラーを設けてる場合だろう、そこを受診して、ニコチン補充療法行っても当初少しは喫煙量減少するが、全期間としてみれば影響なし。




Prevalence and Predictors of Smoking by Inpatients During a Hospital Stay
Arch Intern Med. 2012;():1-5.


たばこカウンセラー訪問成人喫煙者の観察研究

2007年5月1日から2010年4月31日(!)まで、5399名の喫煙者のカウンセリング施行
入院から訪問まで14.9%が喫煙。フォローアップ同意あった3555名のうち、2185名対象

入院期間中、時間かまわず喫煙してたのは18.4%、冬季が少ない

いつでも喫煙という状況は、50歳以上で少ない、心臓ユニット受診は少ない、退院後禁煙するという主張を持つ人が多く、入院期間長いほど多く、たばこをほしがる経験が多い

NRTオーダーの場合、カウンセラー訪問までに比べ喫煙本数減少する(ARR, 0.83; 95% CI, 0.72-0.96)が、入院期間中全部には影響を与えない。

たばこというのは泥沼・・・ 薬物治療でクリアカットに行かないし、喫煙者側に頑強な動機づけがないかぎり心理的介入も必ずしもうまくいくわけでもない・・・ 

たばこやめるつもりのない患者が、禁煙環境に置かれた場合、どうにかしてたばこを求める 医療機関側とのコンフリクトは日常茶飯事

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