といっても、臨床的アウトカムの検討じゃないから・・・まだ海のものとも山のものともつかぬ
2015年までに上市を目指すそうだが、この種の薬剤の開発競争はげしいらしい(http://www.nytimes.com/2012/11/06/business/new-drugs-for-lipids-set-off-race.html?_r=0)
PCSK9抗体の話題
Anti-PCSK9抗体:LDL治療薬 phase I H24/03/22こんどは、スタチン不耐性対象の治験
高コレステロール血症治療: 抗PCSK9抗体治験 (+スタチンでの効果)H24/11/01
Effect of a Monoclonal Antibody to PCSK9 on Low-Density Lipoprotein Cholesterol Levels in Statin-Intolerant Patients: The GAUSS Randomized Trial
David Sullivan, et. al.
JAMA. Published online November 05, 2012. doi:10.1001/jama.2012.25790
5群比較
・ AMG145単独(280 mg、 350 mg 、 420 mg;)
・ AMG145 420 mg + ezetimibe(ゼチーア) 10 mg
・ ezetimibe(ゼチーア) + placebo
12週間ランダム化二重盲検プラシーボ、エゼチミブ対照化、用量rating研究
プライマリエンドポイントは、ベースラインから12週目のLDLコレステロール値
他、安全性・耐用性検討
236名スクリーンし、160名をランダム化(平均年齢 62歳、 女性 64%、 平均ベースラインLDL 193mg/dL)
全例、筋肉イベントにてスタチン受容性無し
12週後、平均LDL値の変化
・AMG145 280mg −67 mg/dL (−41%; 95% CI, −49% to −33%)
・AMG145 350mg −70 mg/dL (−43%; 95% CI, −51% to −35%)
・AMG145 420mg −91 mg/dL (−51%; 95% CI, −59% to −43%)
・AMG145 420mg + エゼチミブ 10mg −110 mg/dL (−63%; 95% CI, −71% to −55%)
・エゼチミブ + プラシーボ −14 mg/dL (−15%; 95% CI, −23% to −7.0%)
(P < .001)
4つの重度副作用イベント報告: 冠動脈疾患、急性膵炎、股関節骨折、失神
筋痛は最も多い副事象イベントで、 28mg群 5名(15.6%) 、 350mg群 1名(3.2%)、420mg群 1名(3.1%)、 AMG 420mg/エゼチミブ群 6名(20%)、プラシーボ/エゼチミブ群 1名(3.1%)
(−15%; 95% CI, −23% to −7.0%)
LDLコレステロールは、幹細胞表面のLDL受容体と結合したとき、血中から除去される。或いは細胞内に取り込まれる。PCSK9(proprotein convertase subtilisin/kexin type 9 )がLDL受容体と結合すると、LDLとともに受容体も破壊される。PCSK9が結合しない場合は、細胞表面に受容体発現し、よりコレステロールを除去する方向に進む。
http://ki.se/ki/jsp/polopoly.jsp?d=41703&a=137891&l=en
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