2012年12月6日木曜日

RHS:Reversed Halo Sign ・・・ 器質化肺炎と侵襲性真菌症鑑別

 この論文序文では、“ focal, rounded area of ground-glass opacity surrounded by a nearly complete ring of consolidation”と係れ、特発性器質化肺炎(COP)に特異的とされたが、他に、感染症・非感染性プロセスでも報告されつつある。非特異的所見とされつつあり、COPの鑑別に、影響をあたえつつある。

故に、COPでの特徴を、


Reversed Halo Sign in Invasive Fungal Infections: Criteria for Differentiation From Organizing Pneumonia
Edson Marchiori, et. al.
CHEST. 2012;142(6):1469-1473. doi:10.1378/chest.12-0114

reversed halo sign (RHS)は、侵襲性真菌感染(IFI : invasive fungal infection)と器質化肺炎の鑑別が必要

IFIではRHS内の網状陰影観察され、OPでは観察されない

コンソリデーション周縁の最大径は、IFIでは 2.04±0.85cm、 OPでは 0.50±0.22cm


胸水については、IFI 11/15(73%)、OPでは認めず

他の肺実質異常、コンソリデーション・ガラス状陰影・線状陰影は両群で見られる

RHS数はIFI、OPで差を認めず



Murrayの教科書には、“Sometimes, COP shows unique findings such as the reversed halo sign, which is defined as central ground-glass opacity surrounded by more dense air space consolidation of crescentic and ring shapes. This sign is seen in around 20% of patients who have COP.The presence of enlarged nodes is less common in COP than in the other IIPs.”と書かれている。








ムコール症とされるCT所見(別資料から)




上) 36歳のCOP、上葉の現局性円形陰影で、中心部均質なガラス状陰影で、スムーズな輪郭を有するコンソリデーションで、RHS。コンソリデーション外側外縁最大肥厚径は2mm
下) 39歳女性COP、右下葉の不完全な輪郭のコンソリデーションに囲まれたガラス状陰影の限局的所見で、RHSを形成、最大外縁肥厚径は7mm

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