2013年3月13日水曜日

「スポーツ震とう」コンセンサス:2012年11月第4回国際カンファレンス

残念ながら、震とう予防のための予防的装備に関し、臨床的に良いエビデンスは存在しないというもの
意識消失、頭痛・過敏や反応時間遅延など、なんらかの兆候や症状がある場合は、医療専門家が認知機能評価しなければならない。評価にて、振盪存在あれば、その日のプレー参加させてはならない。そして、単独にすることなく、数時間観察をするものとする。

"Consensus statement on concussion in sport: the 4th International Conference on Concussion in Sport held in Zurich, November 2012"  
McCrory P, et al 
Br J Sports Med 2013; 47: 250-258. 

解説:http://www.medpagetoday.com/Neurology/HeadTrauma/37821


スポーツ関係者のこの方面への問題意識のなさに驚くとともに、日本の医療関係者のスポーツ震とうに関する認識の低さにあきれる。

AAN: スポーツ脳しんとう疑い・既往時はスポーツ参加禁止、復帰時は事前訓練された医師の許可必要 2010年 11月 02日
http://intmed.exblog.jp/11510432/

サッカー:脳しんとう未満微小打撃繰り返しの脳影響 ・・・ 画像化(TDI) 2012/11/14
http://kaigyoi.blogspot.jp/2012/11/tdi.html

K-1甲子園:危険性への配慮が足りなさすぎる 2008年 09月 03日
http://intmed.exblog.jp/7453338

文明国ではボクシングは追放されなければならない(2005年08月23日)
http://intmed.exblog.jp/2193952/

ヘッドギアしてもボクシングは頭に悪い (2006年09月12日)
http://intmed.exblog.jp/4268702/

アマチュア・ボクシングによる慢性外傷性脳損傷の存在:否定的論文なのだが・・・
2007年 10月 05日
http://intmed.exblog.jp/6265674/

頭をつかうスポーツは頭が悪くなる? 2004年 05月 12日
http://intmed.exblog.jp/263552/



0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note