手術の質改善の経済的インセンティブをもたらさないという強力なエビデンスを示す報告と、Press release
Relationship Between Occurrence of Surgical Complications and Hospital Finances
Sunil Eappen, et. al.
JAMA. 2013;309(15):1599-1606.
12の米国南部非営利病院の2010年の行政データの後顧的解析
主要アウトカム測定:
病院経費、総収入、貢献利益 (contribution margin売上高から、各責任単位が管理可能な原価・費用を差し引いて算出した利益。各部門が全体の利益にどれだけ貢献したのかという意味で、貢献利益と呼ばれる;この場合は、総収入−経費)を手術合併症の有無で検討
34256手術後退院のうち、1820名(5.3%、 95% CI, 4.4%-6.4%)で1つ以上の手術合併症
合併症無しと比較し、合併症ありの場合、貢献利益と相関し、プライベート保険患者 ($55 953 vs $16 936)では、貢献利益は$39,017 (95% CI, $200,069-$50,394; p < 0.001)増加、メディケア ($3629 vs $1880)での患者あたりの貢献利益は $1749 (95% CI, $976-$3287; P < .001) 増加。
プライベート保険では40%(13,544)カバー、Medicareでは45%(15,406)カバー、目ディケイド 4%(1336)、自己支払いカバー 6%(2202)の病院システムに対して、合併症発生は、患者あたりの貢献利益 $8084 (95% CI, $4903-$9740; P < .001)増加させ、患者あたりの総コストmarginを減少させる (95% CI, $5103-$10 507; P < .001) ($1013 vs −$6422)
最善の努力をして手術合併症や手術過誤を減らすほど、貢献利益増加するというのが、包括払いの根拠だった訳だが 、抜け穴探しによる別の問題も発生したり、早期退院を促しすぎて再入院や患者家族負担増加や患者QOL低下させてるのではないかという疑念もある。
米国の現行システム上の固有問題なのかどうか、あらためて議論する必要がある。
アホマスコミが、偏ったほうどうざいりょうに
0 件のコメント:
コメントを投稿