"Association between testosterone levels and risk of future rheumatoid arthritis in men: a population-based case-control study"
Pikwer M, et al
Ann Rheum Dis 2013; DOI: 10.1136/annrheumdis.2012.202781.
テストステロン低濃度は、その後の関節リウマチ発症と関連するという報告
性ホルモンが関節リウマチ発症に影響を与えているわけであるが、その寄与要素は不明
スウェーデン Malmo Preventive Medicine Program (MPMP)( 1921−1949年生まれの3万3千超、1974年スタート)
一連の検査、健康状態・ライフスタイル・アンケート、終夜絶食採血血液サンプル
検討可能血液サンプル 104例
スクリーニングから関節リウマチ発症の期間中央値 12.7(1-28)年間
診断時RF陽性 73%、 174名をマッチ化コホート
条件付け回帰モデル、喫煙・BMI補正にて、
低テストステロン値は有意にその後のRF陰性RAと相関
(OR 0.31 / SD, 95% CI, 0.12 - 0.85)
RF陽性RAでは弱相関
(OR 0.87 /SD; 95% CI, 0.53 - 1.43)
FSH濃度は有意に、pre-RF陰性RA増加と関連する(p=0.02),が、 pre-RF陽性 RAでは減少 (p=0.02)
関節リウマチ診断時、リウマチ因子陰性症例の統計学的有意増加は、FSHホルモンレベルでも有意で、関節リウマチ発症に、性ホルモンの関連性、性的成熟・生殖と関連していることとなる。
テストステロンが免疫系抑制に働いているという考察と、男性では寛解生じやすいという報告もある。
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