2013年4月16日火曜日

STOP:喫煙関連疾患入院患者に対するランダム化トライアル バレニクリン+カウンセリング vs カウンセリング単独


Smoking Termination Opportunity for inPatients (STOP): superiority of a course of varenicline tartrate plus counselling over counselling alone for smoking cessation: a 12-month randomised controlled trial for inpatients
Thorax 2013;68:485-486


外来での禁煙介入はコスト効果的であることが示されている。このエビデンスを信じて、入院患者開始後、バレニクリン+ Quitline-counsellingをQuitline-counselling単独と比較


方法 3つの病因で喫煙と関連する疾病で入院した成人患者 (18–75 歳)
12週間のランダム割り付け
・varenicline tartrate plus Quitline-counselling, (n=196)
・Quitline-counselling alone, (n=196)
12ヶ月フォローアップ


結果 ITT解析にて、持続禁煙比率はバレニクリン+カウンセリング群の方が、カウンセリング単独群より高い  (31.1%, n=61 vs 21.4%, n=42; RR 1.45, 95% CI 1.03 to 2.03, p=0.03).


結論 バレニクリン+カウンセリング併用は、入院での禁煙開始にて、12ヶ月フォローアップにて禁煙持続させることができる。
喫煙関連疾患入院での喫煙患者にたいし、治療チャンスである。

日本じゃ、喫煙関連疾患で入院しても、入院から禁煙治療開始するのは不可ですけどね・・・

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