異なるスタチン、すなわち、HMG-CoA reductase阻害剤治療患者の糖尿病新規発症リスク、住民ベースコホート研究で、66歳以上のスタチン治療開始(1997年8月1日から2010年3が31まで)・非糖尿病、前年スタチン処方されてない新規ユーザーに限定されたものの検討
結論としては、プラバスタチン(先発商品名:メバロチン)と比較すると、アトルバスタチン(先発商品名:リピトール)、ロスバスタチン(商品名:クレストール)、シンバスタチン(先発商品名:リポバス)は、糖尿病新規発症と関連する。ただ、ロスバスタチンのリスクは処方量依存的関連性がある。
Risk of incident diabetes among patients treated with statins: population based study
BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f2610
ロスバスタチン(クレストール) (1.18, 1.10 〜 1.26)
シンバスタチン(先発商品名:リポバス)(1.10, 1.04 〜 1.17)も同様に増加。
フルバスタチン(商品名:ローコール)においてはリスク増加有意でない (0.95, 0.81 〜 1.11)
Risk of incident diabetes among patients treated with statins: population based study
BMJ 2013; 346 doi: http://dx.doi.org/10.1136/bmj.f2610
プラバスタチン(先発商品名:メバロチン)に比較すると、アトルバスタチン(先発商品名:リピトール)は糖尿病リスク増加(補正ハザード比率 1.22, 95% 信頼区間 1.15 〜 1.29)
ロスバスタチン(クレストール) (1.18, 1.10 〜 1.26)
シンバスタチン(先発商品名:リポバス)(1.10, 1.04 〜 1.17)も同様に増加。
フルバスタチン(商品名:ローコール)においてはリスク増加有意でない (0.95, 0.81 〜 1.11)
ロバスタチン(商品名:メバコール) (0.99, 0.86 〜 1.14)も同様。
糖尿病発症絶対的リスク(1000人年)では、アトルバスタチン 31、 ロスバスタチン 34
対して、プラバスタチン 23、シンバスタチン 26で、絶対的リスクは軽度低下している
心血管疾患一次予防・二次予防に関わらず、スタチン一致した影響
スタチンをpotencyで群別したときに同様の結果が観察されるが、投与量を斟酌すれば、ロブスタチン使用に関する糖尿病発症リスクは有意でなくなる (補正ハザード比率 1.01, 0.94 〜 1.09)
結論:プラバスタチンに比べ、potency高いスタチン、特にアトルバスタチン、シンバスタチンは、糖尿病新規発症リスク増加と関連してるかもしれない
スタチンをpotencyで群別したときに同様の結果が観察されるが、投与量を斟酌すれば、ロブスタチン使用に関する糖尿病発症リスクは有意でなくなる (補正ハザード比率 1.01, 0.94 〜 1.09)
結論:プラバスタチンに比べ、potency高いスタチン、特にアトルバスタチン、シンバスタチンは、糖尿病新規発症リスク増加と関連してるかもしれない
0 件のコメント:
コメントを投稿