Dupilumab in Persistent Asthma with Elevated Eosinophil Levels
Sally Wenzel, et. al.
N Engl J Med. May 21, 2013DOI: 10.1056/NEJMoa1304048
対象:持続性中等症・重症喘息、血中好酸球数 300/μl以上、喀痰好酸球3%以上、高用量ICS/LABA投与患者
介入:dupilumab 300mg vs プラシーボ 週1回投与
(4週目でLABA中止、6-9週めでICS減量)
12週間継続、プロトコール定義喘息急性増悪発生まで
プライマリエンドポイント:喘息急性増悪発生
セカンダリエンドポイント:喘息コントロール指標、Th2関連バイオマーカー、安全性/耐用性
結果:
dupilumab 群 52名、対照群 52名 、ベースライン特性同等
喘息急性悪化:dupilumab 6% vs プラシーボ 44%
減少率 87% オッズ比 0.08; 95% 信頼区間 0.02-0.28; p < 0.001)
肺機能、喘息コントロールに関し多くで有意改善
Th2-誘発炎症関連バイオマーカー減少
dupilumabは注射部位反応、鼻咽頭炎、吐気、頭痛が多い
http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/ATS/39304
持続性中等症・重症喘息は様々なphenotypeからなるが、半数以上では、Th2免疫と関連する。実際好酸球数増加や Th2-経路活性化マーカーが示され、特に、IL-4や IL-13などが、喘息やアトピー性疾患と関連している。IL-4受容体αサブユニットを含む2つの異なる、あるいは重複する受容体シグナルの可能性、type 1受容体は、IL-4でのみ活性化し、リンパ球に主に存在し、TH2-細胞分化制御する。type II受容体は、IL-4とIL-13により活性化し、広く、そして、myeloid cellにも存在する。
IL-4受容体ターゲット抗体は、両サイトカインの関連するdownstream pathwayを抑制する可能性がある。
Antibody Gets High Marks for Asthma Control
http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/ATS/39304
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