2013年5月22日水曜日

ICU人工呼吸必要患者:気管切開施行は急ぐな 10日め以降・・・

ICU人工呼吸必要患者の 気管切開早期施行(4日以内) vs 遅延的施行(10日以降)比較


 

Effect of Early vs Late Tracheostomy Placement on Survival in Patients Receiving Mechanical VentilationThe TracMan Randomized Trial
Duncan Young, et. al.
for the TracMan Collaborators
JAMA. 2013;309(20):2121-2129. doi:10.1001/jama.2013.5154

早期施行割り付け群では 気管切開施行 455名中91.9%(95% CI, 89%-94.1%)
遅延施行割り付け群では 気管切開 454名中44.9%(95% CI, 40.4%-49.5%) 

ランダム化後30日全原因死亡率 は、早期施行割り付け群 30.8% (95% CI, 26.7%-35.2%) 、遅延施行割り付け群 31.5% (95% CI, 27.3%-35.9%)
(絶対的リスク減少 for early vs late, 0.7%; 95% CI, −5.4% to 6.7%)

2年死亡率は、早期割り付け群  51.0% (95% CI, 46.4%-55.6%)、遅延施行割り付け群 53.7% (95% CI, 49.1%-58.3%)  (P = .74).

生存率集中治療室滞在期間中央値は、早期施行 13.0日 vs 遅延施行 13.1日間 ( p = .74)

気管切開関連合併症は、 6.3% (95% CI, 4.6%-8.5%)  (早期施行 5.5% , 遅延施行 7.8%)

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