2013年6月21日金曜日

Cochrane Review: 普通感冒に対するNSAIDs

Non-steroidal anti-inflammatory drugs for the common cold
Editorial Group:  Cochrane Acute Respiratory Infections Group
Published Online: 4 JUN 2013 Assessed as up-to-date: 17 APR 2013
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/14651858.CD006362.pub3/abstract

9つのRCT、1069名の被験者、37の比較、うち6比較はNSAIDs vs プラシーボ、3つの比較は NSAIDs vs NDAISs

総合バイアスリスクは混在

プール化解析にて、NSAIDsは症状総スコア減少有意差無し (SMD -0.40, 95% CI -1.03 〜 0.24, 3研究、random-effects model)、かぜ症状期間減少有意差無し  (MD -0.23, 95% CI -1.75 〜 1.29、2研究、random-effects model)

呼吸器症状として、咳嗽は改善せず (SMD -0.05, 95% CI -0.66 to 0.56, two studies, random-effects model)
くしゃみスコアは有意に改善 (SMD -0.44, 95% CI -0.75 〜 -0.12、2研究、 random-effects model)

NSAIDsの鎮痛効果(頭痛、耳痛、筋肉・関節痛)関連アウトカムでは有意ベネフィット認める

副作用リスクは、NSAIDsで高くない (RR 2.94, 95% CI 0.51 - 17.03、2研究、random-effects model)、薬剤はプラシーボに対して有意差があるという結論づけ困難。



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