2013年6月21日金曜日

子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)により若年女性でのHPV感染半減

もともと、「子宮頸がんワクチン」って呼称が、実態と合致してないことに違和感を感じてる。「○○ウィルス」に対するワクチンなら、「抗○○ウィルスワクチン」が正しいわけで・・・。このワクチンに対する政治家や政府の姿勢最初から変。


若年女性では、HPVワクチン導入によりHPV感染率半減
だが、ワクチンカバー率低いせいで、十分な効果が示されてないという報告

HPVワクチンは、その因果関係が明らかで無い「CRPSあるいは疼痛関連事象」や「アナフィラキシー」・「ギランバレー症候群」・「ADEM」などの副事象の恐れのため積極的推奨が控えられることとなり、日本ではその接種率低下が懸念される。

HPVワクチンによるHPV感染率低下の報告と、ワクチン回数など非遵守のため有効性低下への懸念が語られている。

Reduction in Human Papillomavirus (HPV) Prevalence Among Young Women Following HPV Vaccine Introduction in the United States, National Health and Nutrition Examination Surveys, 2003–2010
J Infect Dis. (2013)
doi: 10.1093/infdis/jit192
First published online: June 19, 2013

HPVワクチンに関する11-12歳女児への定期接種は、米国では2006年後半から組み入れられている。13-26歳でのcatch-upワクチンも推奨されている。ただ、2010年での3回ワクチンカバー率は13-17歳で32%のみ。 
4価HPVワクチン(HPV-6、 -11、 -16、 18)を、初回ワクチンインパクト指標の一つとして評価。 
ワクチン後 2007-2010、ワクチン前 2003-2006のHPV頻度データを National Health and Nutrition Examination Surveyから収集。 
HPV頻度は、14-59歳女性の子宮頸部膣部ぬぐい液サンプル Linear Array HPV Assayで決定。2003-2006年4150、2007-2010年4253。
14-19歳女性のうち、ワクチン型HPV頻度は11.5% (95% 信頼区間 [CI], 9.2–14.4) から5.1% (95% CI, 3.8–6.6) へ減少 減少率は、56%(95% CI, 38-69)
他の年齢群では、頻度は有意に変化せず p > .05 
1回でも投与された群でのワクチン有効性は82% (95% CI, 53–93)

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