Endosonography vs Conventional Bronchoscopy for the Diagnosis of Sarcoidosis
The GRANULOMA Randomized Clinical Trial
Martin B. von Bartheld, et. al.
JAMA. 2013;309(23):2457-2464. doi:10.1001/jama.2013.5823.
重要性 非乾酪性肉芽腫を組織で確認することがサルコイドーシス診断では推奨。経気管支肺生検のための気管支鏡が、現行診断標準で、肉芽腫確認のための診断感度中等度である。胸腔内リンパ節吸引のための内視鏡超音波が診断技術として有望。
目的 stage I/IIサルコイドーシス診断のための気管支鏡 vs 超音波内視鏡診断的価値評価
デザイン、セッティング、患者 ランダム化臨床多施設トライアル(6ヶ国14センター)、2009年3月から2011年11月、非乾酪性肉芽腫組織確認された肺サルコイドーシス(stage I/II)疑いの304名連続患者
介入 経気管支・内視鏡的肺生検、内視鏡超音波(食道・経気管支超音波)の胸腔内リンパ節吸引。全患者はBAL施行。
All patients also underwent bronchoalveolar lavage.
主要アウトカム・測定 プライマリアウトカムはサルコイドーシス最終診断のための非乾酪性肉芽腫同定のための診断能。診断は治療医師の最終臨床診断に基づき、全ての情報(気管支内視鏡及び内視鏡超音波からの所見を含む)
セカンダリアウトカムは、両群の合併症発生率と、BALによるサルコイドーシス診断感度・特異度
結果 気管支鏡 149名、 気管支内視鏡 155名にランダム化
内視鏡超音波 vs 気管支鏡での肉芽腫 (114 vs 72 名 ; 74% vs 48% ; p < .001)
内視鏡超音波による肉芽腫同定診断能は80% (95% CI, 73%-86%)、気管支鏡では 53% (95% CI, 45%-61%) (P < .001)
重大副事象は気管支鏡 2例、超音波内視鏡 1例、完全回復全例
CD4/CD8比ベースのBALによる診断感度は、フローサイトメトリーで 54% (95% CI, 46%-62%) 、cytospin analysisで 54% (95% CI, 46%-62%)
結論・知見 肺組織確認された肺サルコイドーシス stage I/II疑い患者のうち、内視鏡超音波によるリンパ節吸引での診断は気管支鏡生検に比べ診断能力高い。
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