2つの女性コホートで、腎結石既往は、軽度だが、CHDリスク増加と有意相関。男性では相関認められず。
History of Kidney Stones and the Risk of Coronary Heart Disease
Pietro Manuel Ferraro, et. al.
JAMA. 2013;310(4):408-415. doi:10.1001/jama.2013.8780
Health Professionals Follow-up Study (HPFS) (男性 45 748 、40-75 歳; フォローアップ:1986-2010年)、 Nurses’ Health Study I (NHS I) (女性 90 235 , 30-55 歳)の男性 45,748名、女性 196,347名での前向き研究
主要アウトカム・測定項目は、致死的・非致死的心筋梗塞・冠動脈再建を含む冠動脈疾患、隔年アンケートとカルテ確認
総計 242,105名のうち、腎結石既往 19,678
フォローアップは男性で24年間、女性で18年間
CHD発症 16,838
寄与要素補正後、女性において、腎結石既往女性は、既往無しに比べCHDリスク増加 in NHS I (発症率 [IR], 754 vs 514 per 10万人年; 多変量ハザード比[HR], 1.18 [95% CI, 1.08-1.28]) 、 NHS II (IR, 144 vs 55 per 1 per 10万人年; 多変量ハザード比[HR], 1.48 [95% CI, 1.23-1.78])
男性では有意相関無し (IR, 1355 vs 1022 per 1 per 10万人年; 多変量ハザード比[HR], 1.06 [95% CI, 0.99-1.13])
個別エンドポイント解析時でも、同様結果がみられた(致死性、非致死性心筋梗塞、血管再建)
寄与要素補正項目:
年齢、居住場所、心疾患家族歴・糖尿病・高血圧・高コレステロール、アスピリン、サイアザイド系利尿剤、ループ系利尿剤、経口ステロイド、脂質効果薬剤、CCB、β遮断剤、ACE阻害剤、他の降圧剤、閉経状態・閉経後ホルモン使用、職業、喫煙、BMI、身体活動性、カルシウム、カリウム、マグネシウム摂取、動物性蛋白、総脂肪・ビタミンD、アルコール、カフェイン、DASH食
塩分摂取量とか、耐糖能異常とか、PTHの状況とか、腎機能とかは?
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