Do Findings on Routine Examination Identify Patients at Risk for Primary Open-Angle Glaucoma?
The Rational Clinical Examination Systematic Review
Hussein Hollands, et. al.
JAMA. 2013;309(19):2035-2042. doi:10.1001/jama.2013.5099.
構造化Medline検索と手作業検索データベース
高品質研究緑内障要約罹患率 2.6%(95% CI, 2.1-3.1%)
評価リスク要素のうち、最も強い相関は
・高度近視 (球面度数 ≥6; オッズ比 [OR], 5.7; 95% CI, 3.1-11)
・家族歴 (OR, 3.3; 95% CI, 2.0-5.6)
・黒人 (OR, 2.9; 95% CI, 1.4-5.9)
・加齢 (especially age >80 years; OR, 2.9; 95% CI, 1.9-4.3)
Cup-to-disc ratio (CDR:陥凹乳頭径比)増加ほど、POAG尤度は増加(CDR 0.7以上での尤度 14 (95% CI, 5.3-39))
CDR asymmetry増加ほど、POAG尤度増加 (CDR asymmetry ≥0.3; LR, 7.3; 95% CI, 3.3-16)
CDRやasymmetryの単独閾値では緑内障除外できず
disc出血頻度は緑内障を強く示唆 (LR, 12; 95% CI, 2.9-48)
しかし、出血がないという所見は診断的意味なし (LR, 0.94; 95% CI, 0.83-0.98)
IOP(22以上)という通常用いられるカットオフ値では、LRは 13 (95% CI, 8.2-17)
IOP少ないほど尤度低い LR, 0.65; 95% CI, 0.55-0.76)
ルーチンセッティングでのGP施行に関するスクリーニング検査の研究認めず
結論としては、CDR高値 、CDR非対称性、disk出血、IOP増加といった所見に、家族歴、黒人、加齢がPOAGリスク増加と相関。ただ、これらの存在がないからといって、POAGリスク増加と相関。除外はできない。 現時点利用可能データによれば、緑内障同定の最も正確な診断法はやはり眼科医による検査
視神経乳頭陥凹(CDR):検眼鏡、細隙灯顕微鏡、眼底写真撮影法、無赤色眼底観察法で、視神経乳頭変化を観察
緑内障性視神経乳頭・網膜神経線維層変化判定ガイドライン
http://www.nichigan.or.jp/member/guideline/glaucoma2-8.pdf
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