2013年7月3日水曜日

末梢動脈疾患(間欠性跛行有無不問):居宅運動プログラムにより運動耐用能・身体活動性・スピード改善

末梢動脈疾患(PAD)への居宅ベースウォーキング運動プログラム助言のエビデンス不十分だった。

間欠性跛行有無問わないPAD患者において、居宅ベースのウォーキングプログラムだが、グループを介した認知行動介入を使用し、グループサポート、自己調整技倆を組み入れて、機能的パフォーマンス改善したかどうか、健康教育対照群と比較

194名のPAD患者、間欠性跛行無し 72.2%

介入は2平行群:居宅ベースの認知行動的ウォーキング介入 と 教育対照条件の比較

プライマリアウトカムは、6ヶ月後6分間歩行パフォーマンス
セカンダリアウトカムは、6ヶ月間のトレッドミルウォーキング、身体活動性、Walking Impairment Questionnaire (WIQ)、Physical and Mental Health Composite Score(12項目 Short-Form Health Survey)


介入群ランダム割り付け群では、
・ 6分間歩行距離増加(m表示 357-399.8 vs 353.3-342.2,  差平均 53.5 [ 95% CI, 33.2-73.8] ; p< .001)
・ 最大トレッドミルウォーキング時間(介入群 7.91-9.44分 vs 対照群 7.56-8.90分; 差平均 53.5 [95% CI, 1.01 分 [95% CI, 0.07-1.95] ; p = 0.04)
・ 7日間accelerometer-測定身体活動性(介入群, 778.0 - 866.1 vs 対照群, 671.6 - 645.0; 差平均, 114.7 activity units [95% CI, 12.82 to 216.5]; P = .03)
・ WIQ distance score (介入群, 35.3 - 47.4 vs 対照群, 33.3 0 34.4; 差平均, 11.1 [95% CI, 3.9 - 18.1]; P = .003)
・ WIQ speed score (介入群, 36.1 - 47.7 vs 対照群, 35.3-36.6; 差平均, 10.4 [95% CI, 3.4 - 17.4]; P = .004)


結論としては、居宅ウオーキングプログラムは、PAD患者(間欠性跛行有無不問)で、運動endurance改善し、身体活動性やスピードを増加させる。
今後のsupervise下運動プログラムに対して不能・無意欲対象者へも検討が必要。

Home-Based Walking Exercise Intervention in Peripheral Artery Disease: A Randomized Clinical Trial
Mary M. McDermott, , et al.
JAMA. 2013;310(1):57 doi:10.1001/jama.2013.7231


 

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