2013年7月3日水曜日
【COPDと認知機能】COPD急性増悪は、悪い健康状態・長い入院期間と関連する認知機能障害が認められ、退院後も改善しない
COPD急性増悪急性期患者において、認知機能障害は、健康状態悪化・入院期間長期化と関連し、認識されてない軽症から重度認知障害を有し退院する比率は多く、回復が望めないという事実が判明した。
Cognitive Dysfunction in Patients Hospitalized With Acute Exacerbation of COPD
James W. Dodd, et. al.
Chest. 2013; 144(1):119-127. doi:10.1378/chest.12-2099
認知機能はcopd合併症でもっとも研究されてない併存症
低酸素状態で生じるともされるが、急性増悪時の存在に関しては確立してない
110名の患者、内訳、退院待ち急性増悪30名、安定COPD外来患者50名、対照30名検討
COPD急性増悪では、安定患者より認知機能測定範囲において有意に悪化 (p < .05)
低酸素、疾患重症度、脳血管リスク、喫煙pack-yearと関連無し
COPD急性増悪患者のうち、障害範囲なのは57%、processing speedの病的障害と思われるのが20%
認知機能障害は、St. George&s Respiratory Questionnaire screと相関(r = - 0.40-0.62, P≦ 0.02)、入院期間とも相関(r = 0.42, p = 0.02)
3ヶ月後認知機能観点では改善ない
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