西洋人でも、アジア人種でも、身長が様々ながんのリスク要素であるという前向き研究結果があるとのこと、しかし、寄与要素に関する報告は十分でなかったということで、この報告という建前。
女性にしか検討されてないので、女性にのみ限定した話・・・
身長10cmほど増加すると、全てのがんで、13%ほど相対リスクが増加するという報告。
"Adult stature and risk of cancer at different anatomic sites in a cohort of postmenopausal women"
Kabat GC, et al
Cancer Epidemiol Biomarkers Prev 2013; 22(8): 1353-63.
検討されたのはWHI登録者14万4701名の女性
身長は、全てのがんリスクに関して正の相関 (HR = 1.13; 95% CI, 1.11–1.16)
同様に、甲状腺、腎臓、子宮内膜、直腸結腸、大腸、卵巣、乳がん、多発骨髄症、メラノーマ(HRレンジ: 乳がん 1.13 から 多発性骨髄腫・甲状腺がん 1.29まで)
これらの相関は一般的に共役要素補正に感度無し、effect modificationのエビデンス少ない
説明としては、成長期である思春期に栄養学的・内分泌的影響を受けるのではないかというもの、ただ実際には、高身長は臨床上はさほど重要なものではなく、検診などで高リスクなどと判断してはいけない。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
noteへ実験的移行
禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note
-
禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note
-
米国では、Potiga (ezogabine):ポティガ(エゾガビン)、国際的には、レチガビン [RTG ]で、従来の抗てんかん薬剤と異なるメカニズムで、KCNQ2-5 (K(v) 7.2-7.5) ion channelのpositive allosteric modulato...
-
Association Between MRI Exposure During Pregnancy and Fetal and Childhood Outcomes Joel G. Ray, et. al. JAMA. 2016;316(9):952-961. doi:...
0 件のコメント:
コメントを投稿