白人と中国人では、血中25(OH)ビタミンD濃度と 冠動脈性心疾患イベント発生に相関性あり。 だが、ヒスパニックと黒人は関連性認めず。
人種・民族的影響がある
人種的差を考えた上でのビタミンD投与有効性検討が必要という解説になってるようだ
http://www.eurekalert.org/pub_releases/2013-07/tjnj-aol070513.php
Racial Differences in the Association of Serum 25-Hydroxyvitamin D Concentration With Coronary Heart Disease Events
Cassianne Robinson-Cohen, et. al.
JAMA. 2013;310(2):179-188. doi:10.1001/jama.2013.7228.
血中25水酸化ビタミンD、25[OH]D濃度(いつまでも日本では保険適応とならない、活性代謝濃度)の低下が冠動脈性心疾患と関連性が一致してみられる。この関連性は、他の人種・民族で十分調査されているとは言えない。
25(OH)D濃度と冠動脈性心疾患に関する多民族的検討
Multi-Ethnic Study of Atherosclerosis (MESA) 6436名
2000年7月から2002年9月まで、ベースライン既知心血管疾患無し
フォローアップ平均 8.5年間
冠動脈性心疾患イベント 1000人年あたり 7.38イベント、361の被験者
CHDの人種/民族ばらつき認める (傾向有意差 p < 0.05)
補正後、25(OH)D濃度は、特にリスクとして
白人の場合、最も大きい (n = 167 25(OH) D濃度10ng/mL減少毎 イベント; ハザード比 [HR], 1.26 [95% CI, 1.06-1.49] )
中国人では、HR 1.67 (95% CI, 1.07-2.61; n=27) (・・・ 検討数少なすぎ)
一方、関連性認めないのは、黒人 (HR, 0.93 [95% CI, 0.73-1.20]; n = 94) とヒスパニック(HR, 1.01 [95% CI, 0.77-1.33]; n = 73)。
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