大気汚染を減らすことで、米国内だけで、約8千名の心不全入院を減少させ、医療費を何億ドルも節約できる。
大気汚染行政の重要性が明らかに
Global association of air pollution and heart failure: a systematic review and meta-analysis
Anoop SV Shah, et. al.
The Lancet, Early Online Publication, 10 July 2013
大気汚染急性暴露は心筋梗塞と関連するが、心不全への影響は不明。
大気汚染と入院・心不全死亡率を含む急性非代償性心不全に関するシステマティック・レビューとメタアナリシス
5つのデータベースから(CO、二酸化硫黄、二酸化窒素、オゾン)、粒子(PM2.5、 PM10)大気汚染物質と、心不全入院と、心不全死亡率の関連性を検討
random-effects modelで大気汚染あたりの包括リスク推定
記事1146中、35の十分な検討クライテリア合致195をin-depth review
心不全入院・死亡は、CO増加 (3.52% / 1 ppm毎 ; 95% CI 2.52—4.54)、二酸化硫黄 (2.36% / 10 ppb; 1.35—3.38)、 二酸化窒素 (1.70% / 10 ppb; 1.25—2.16)と相関
だが、オゾン濃度と相関せず (0·46% /10 ppb; −0·10 〜 1·02)
粒子状物質に関しては、心不全入院・死亡と相関 (PM2.5 2·12% / 10 μg/m3, 95% CI 1.42—2.82; PM10 1.63% / 10 μg/m3, 95% CI 1.20—2.07)
PM2.5持続的影響のある、暴露日において強力な相関が見られる
米国において、 PM2.5 平均的 3.9 μg/m3減少は、7978名の心不全入院回避可能で、年間3億ドル程度の節約になる
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