2013年8月9日金曜日

MERS-Cov伝播の主役はラクダ?

”一流”医学雑誌の東スポ Lancetだからなぁと考えながらも・・・

中東呼吸器症候群:MERS-CoVはコウモリと関連性が取りざたされてきたが、「砂漠の船」される楽だがMERSコロナウィルス伝播主役ではないかという報告。


"Middle East respiratory syndrome coronavirus neutralising serum antibodies in dromedary camels: A comparative serological study"
Reusken CBEM, et al
Lancet Infect Dis 2013; DOI: 10.1016/S1473-3099(13)70164-6.

中東(オマーン)や他のスペイン・オランダ・チリといったところのからのラクダ科動物からの血清検査

MERS-CoV spikeに対する特異抗体割合
・ オマーン・ラクダ 50/50
・ スペイン・ラクダ 15/105

ヨーロッパの羊、やぎ、ラクダや他のラクダ科からの血清では抗体認めず

MERS-CoV中和抗体価は、オマーンラクダ血清では1/320〜1/2560、スペイン・ラクダでは1/20〜1/320

MERS-Covとその関連ウィルスがラクダに感染し、種々地域のラクダ血清からの抗体・seroprevalenceで、その広がりが示唆される。



MERS-CoV 医療機関内感染深刻 2013/08/01

hCo-EMC → 中東呼吸器症候群(MERS) と 名称確定 2013/05/29

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