2013年9月4日水曜日

先進国:国民は、体重増加続くグループと、肥満抵抗性グループに2大別される

先進国では、肥満傾向群と、肥満抵抗性群と2大別される傾向にあるようだ。

しかも、後者が多いというのは、体重増加に悩む人たちにとって気分的に良くない情報だろう。

Slowing down of adult body mass index trend increases in England: a latent class analysis of cross-sectional surveys (1992-2010)
M Sperrin, et. al.
International Journal of Obesity (2 September 2013) | doi:10.1038/ijo.2013.161
http://www.nature.com/ijo/journal/vaop/naam/pdf/ijo2013161a.pdf


イギリスでは、男性 3/4、女性 2/3で、BMI増加に対し抵抗的で有り、西側諸国ではBMI増加傾向は鈍ってきていることに対する説明要素である。


ターゲット化肥満減少アプローチは、住民ベースの介入よりより有効であるかもしれない


超過体重をBMI25と定義し、この比率は数十年来増加してきていたが、鈍化が観察される報告も出てきていた。


 20−74歳、男性 76,382名、女性 87,773名のBMIデータ


19年間研究で、BMI中央値に関し、
男性 25.6 kg/m2 (1992)  → 27.5 kg/m2(2010)
女性 24.5 kg/m2  → 26.5 kg/m2



しかし、spline regression解析によると、2001が、転換点であるpivot yearで、増加率は男性、女性でそれぞれ 0.140、 0.139とそれまで増加していたが、以降、− 0.038 、 0.055 25 kg/m2と減少もしくは増加鈍化( P< 0.0001)。



BMI高値 群は男性で23.5%、このメンバーは年々増加するも、残り76.5%はBMI増加としては最小を保つ。女性ではBMI高値 群は33.7%で、残りは66.3%。



男性では、BMI高値 群は、平均身長 1.83mに対し、年々 0.6 kg〜1.02kg増加
同様に、女性では、平均身長 1.63mに対し、年々 0.27〜0.62kg増加。

一方、BMI正常群では、男性 0.16 kg、女性 0.08 kg/年増加となっている。

私は、今、BMIほぼ正常化したから、抵抗なく、この文献紹介できる (我ながら、やな奴)

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