2013年10月23日水曜日

人工呼吸関連肺炎予防のためのスタチン介入エビデンス証明されず

スタチン使用により様々な感染症アウトカムか以前報告がある。

人工呼吸器関連肺炎:Ventilator-associated pneumonia (VAP)への適応に関するRCT:ランダム化プラシーボ対照二重盲験多施設(フランス 26のICU)


シンバスタチン 60mg vs プラシーボ


主要アウトカムは、28日目死亡率、14日目ICU、入院死亡率

結論から言えば、スタチンによるVAP予防介入正当化エビデンス無し
300名登録後初期計画内部解析にて早期終了で、スタチン治療ナイーブなプラシーボ群11%、シンバスタチン群7%にて ICU入室となった

28日目死亡率ではシンバスタチン群必ずしも減少せず (シンバスタチン群:21.2% [95% CI, 15.4% to 28.6% vs プラシーボ:15.2% [95% CI, 10.2% to 22.1%]; P = .10; ハザード比, 1.45 [95% CI, 0.83 to 2.51])

スタチン・ナイーブ群では、 28日目死亡率 スタチン21.5%  (95% CI, 15.4% to 29.1%) vs プラシーボ群 13.8%(95% CI, 8.8% to 21.0%)  (P = .054) (between-group difference, 7.7% [95%CI, −1.8% to 16.8%)

14日、ICU、入院死亡率、人工呼吸期間、SOFAスコアの変化 有意差無し


Effect of Statin Therapy on Mortality in Patients With Ventilator-Associated Pneumonia
A Randomized Clinical Trial
Laurent Papazian,  et. al.
for the STATIN-VAP Study Group
JAMA. 2013;310(16):1692-1700. doi:10.1001/jama.2013.280031.


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