2013年10月23日水曜日

家庭医のためのアトピー性皮膚炎

旧藤沢製薬(現行、アステラス製薬)のMRから、TCI治療に関して、専門医以外使ってほしくないといわれたものだから、言いつけを守り、学習してなかったが、英国のガイダンス【家庭医のためのアトピー性皮膚炎】という、まとめたものがあったので・・・


Atopic Dermatitis for Family Physicians
Aly Khanbhai et. al.
Cite this article as: BJMP 2013;6(3):a626


家庭医のアトピー性皮膚炎診断は、視診と病歴聴取が基本

英国作業委員会診断基準
皮膚掻痒症状必須  (子供においては、掻爬やこすることを口頭で表現する場合) 、最低12ヶ月継続、以下の3項目以上を含むこと

    1. 皮膚皮線異常の既往 (肘前面、膝裏、足首前面、頚部周囲、目周囲)

    2. 喘息・花粉症の病歴 (4歳未満なら、1st 血縁者の病歴)

    3. 前年全身dry skin既往 
    4. 2歳未満発症 (4歳未満ではこれは用いず)

    5. 屈曲側皮膚炎観察 (4歳未満では頬部や前額部皮膚炎や四肢外側を含む)
・管理

・教育

・皮膚軟化剤:Emollient

・局所ステロイド:‘fingertip unit’ (FTU)を用いTCS量を決定する

・局所calcineurin阻害剤(TCIs):カルシウムによって活性化されるタンパク質脱リン酸化酵素「カルシニューリン」の阻害剤としてのシクロスポリン、タクロリムスなど。単剤、併用、継続維持療法としての使い方。第一選択として用いるべきではない。

・ドレッシング・ラップ治療:非感染例のみ適応、掻爬の物理的バリアにもなり、軟化剤の保持に役立つ

・抗生剤:90%の患者で皮膚病変あり、黄色ブドウ球菌・溶連菌感染も、ルーチン使用は推奨されず、非感染例の経口使用は適用外、感染例では適応ありPC・セフェム系1−2世代7−10日間使用効果通常あり、マクロライド有用でない。ウィルス感染関与ごく普通にあり、ヘルペス播種など。

・抗ヒスタミン剤:第一世代はsedative使用(昼間使用はさける)・非sedative抗ヒスタミンではその価値は限定的だが、アレルギートリガー回避に若干役立つ可能性のみ

・食事介入:必ずしも推奨されない

・他治療:ステロイド全身投与、UV治療など


 <hr>情報提供すら拒否したアステラス・・・うらみ忘れない

0 件のコメント:

コメントを投稿

noteへ実験的移行

禁煙はお早めに! 米国における人種・民族・性別による喫煙・禁煙での死亡率相違|Makisey|note 日常生活内の小さな身体活動の積み重ねが健康ベネフィットをもたらす:VILPA|Makisey|note