2013年10月21日月曜日

Glympathitic System:脳内老廃物廃棄システム: アルツハイマー病などにも関与? ;睡眠は老廃物排泄促進的に働く

睡眠で、このシステムが促進する。すなわち、睡眠は、アルツハイマー病原因としてのβアミロイドなど老廃物排除促進することとなる。

Brains flush toxic waste in sleep, including Alzheimer’s-linked protein, study of mice finds
http://www.washingtonpost.com/national/health-science/brains-flush-toxic-waste-in-sleep-including-alzheimers-linked-protein-study-of-mice-finds/2013/10/19/9af49e40-377a-11e3-8a0e-4e2cf80831fc_story.html


【原著】

Sleep Drives Metabolite Clearance from the Adult Brain
Science 18 October 2013:Vol. 342 no. 6156 pp. 373-377DOI: 10.1126/science.1241224
生きたマウスで、tetramethylammonium diffusion and two-photon imaging を用い、睡眠・麻酔により、間質スペースが6割増加することが判明された。
すなわち、脳脊髄液(CSF)の交換量の増加をもたらす間質液の総量増加は、神経毒性を示す排泄増加を示す。





睡眠は脳内排泄物掃除の時間でもある


【概念的関連報告】
脳内にリンパ組織がないため、かわるシステムが必要で、細胞外溶液の貯留槽として脳脊髄液(CSF)が役割を果たすが、実質組織から脳脊髄液への溶解の仕組み不明であった。

CSFが実質臓器へ血管周囲腔に走行、血管周囲ドレナージ経路として働くしくみが少し明らかに

astrocyteにwater channel aquaporin-4  (AQP4) 欠損動物 では、CSF流入
減少し、解剖学的流入流出ルート障害をもたらす

さらには、アミロイドβのクリアランスにも関連し、アルツハイマー病の病態に関連すると考えらる。
 

A Paravascular Pathway Facilitates CSF Flow Through the Brain Parenchyma and the Clearance of Interstitial Solutes, Including Amyloid β
Sci Transl Med 15 August 2012: Vol. 4, Issue 147, p. 147ra111



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