DSM-5では、「The person was exposed to: death, threatened death, actual or threatened serious injury, or actual or threatened sexual violence, as follows: (one required)」(死亡、死が迫ってる状況、現実的あるいは切迫状況としての重症外傷、現実的あるいは切迫状況としての性的暴行に関し、直接の被害、個人としての目撃、間接的暴露、反復的あるいは極端な間接的暴露)とその範囲が拡大されており、曖昧となっている。
もう一つの不満は、「心理学的介入で全てが解決するかのような」メディアや行政の発する情報。
診断バーデン拡大指向やエビデンス無き介入の誤解流布に対する不満はともかく、NHS II研究、前向き観察研究において、PTSD症状の経験は、体重過多・肥満発生リスク増加と関連するという報告。
以下の報告は、PTSD発症によるBMIの影響を分析し、PTSD症状の存在は、体重過多・肥満発生リスクと関連し、PTSD症状は、時間推移と共に変化するBMIの軌跡に影響を与える。PTSD症状の存在について臨床医は注意を払い、体重増加との関連性について医療問題として問題視、適切な関心を向けるべき。
The Weight of Traumatic StressA Prospective Study of Posttraumatic Stress Disorder Symptoms and Weight Status in Women
Laura D. Kubzansky,
JAMA Psychiatry. Published online November 20, 2013.
1989年(コホート開始)前、少なくとも、4つのPTSD症状を有する女性において、フォローアップ中、BMI増加は急激 (b = 0.09 [SE = 0.01]; P < .001
(bというのはβの事だろうか?)
1989年以降のPTSD発症者では、BMI軌跡はPTSD発症前のPTSD状況により影響されない。
PTSD症状出現後、4つの症状以上の女性ではBMIは急激に増加する (b = 0.08 [SE = 0.02]; P < .001)
1989年BMI正常女性において、1989年以降4つ以上の症状発症した場合は、体重過多・肥満発症リスク増加する (オッズ比, 1.36 [95% CI, 1.19-1.56])
この影響はうつを補正しても維持され不変。
SSRIなどの影響は?
身体活動性、身体運動の影響は?
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